OMRON All for Healthcare

vol.170

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Q質問

成人後に喘息を発症しましたが、脳卒中や心血管系疾患の危険もあるのですか?

A回答

近年、成人後に喘息を発症した場合、脳卒中や心疾患のリスクが高まることが報告されています。
2016年に発表された米ウィスコンシン大学での研究結果から、成人後の喘息発症、いわゆる成人発症喘息、遅発性喘息は、小児期に喘息の診断を受けた早発性喘息患者および喘息がない人に比べ、心筋梗塞、脳卒中、心不全、狭心症、心臓関連死のリスクが、57%高いことがわかりました。
したがって、遅発性喘息に罹患した場合は、高血圧や脂質異常にも注意して、心疾患リスクを積極的に排除するようつとめるべきと考えられます。

遅発性喘息の罹患者は女性の割合が高く、また肥満傾向も認められるようです。早発性喘息に比べて重症であることが多く、薬剤によるコントロールが困難といわれます。
喘息発症の原因は大気汚染など様々で、肺機能が急速に低下することも多く認められています。アレルゲンや呼吸器感染症、喫煙、ストレスや刺激物質などによって増悪する場合もあるため、こうした習慣や環境を改善することも重要です。
心疾患のリスクは、運動や適切な食事、正常体重の維持などによって低減させることも可能です。成人後に喘息を発症した場合は、生活習慣や環境の改善につとめましょう。

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