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※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

その想いに追い風が吹いた。

生産SCM統轄部 工法設計部

村上 直也 Naoya Murakami

2015年入社
関西大学大学院 理工学研究科

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

PROFILE

日本・世界市場への供給拠点である松阪工場で、工法設計者として生産設備の設計や開発に向き合い、商品の生産性の改善・向上などに携わる。自ら積極的に学ぶ姿勢をもって業務に取り組み、オムロンヘルスケアの商品の信頼を下支えしている。

1年間、
決意を胸に設備設計の専門部署へ。

医療機器メーカーにとって商品の品質や安全性はまさに生命線だ。生産設備や商品の検査機などを作る工法設計部に在籍する村上もこう語る。「私たちの商品は、きっと世界中の人の健康につながるモノだと信じています。だからこそ生産においては数量不足がなく、安定した品質の商品を作ることが絶対なんです」。工法設計部に在籍して4年が経った今では主体となって設備製作を進めているが、配属当初は自身のスキルに不安を覚えていたと言う。「上司に相談したんですよ。『経験を積むために、オムロングループの設備設計専門の部署で仕事をしたい』って。言ってみるものですね。1年間、その部署で働くことができました。設計のスキルはグンと上がったと思います」。村上のように入社数年の若手が、自ら進んで出向する例はそれほど多くはない。「私は本当に工法設計の経験値を上げたかったので『やりたい』という想いを発信しました。待っているだけでは機会は来ないので」。村上は自身のことをまだまだ駆け出しと言い、設計の経験をどんどん積んでいきたいと言う。メーカーとして品質や市場競争力を高い次元で維持するためには、彼のような存在こそ欠かせないのだ。

新工法は多様な知識の
積み重ねから生まれる。

工法設計部のミッションは大きく3つあります。1つ目は新工法の開発。2つ目は工法を図面などに落として共有し、海外を含む各生産拠点への展開。そして3つ目が人の手で作業が行われている生産ラインを自動化し、生産性を改善・向上させることです。
そもそも工法とは機械による商品の作り方などを考えることです。たとえばハンダ付けの作業を自動化させたいと思った時に「機械がどう動けばいいか」「素材は何を使えばいいか」などを考えて確立させることを目指します。工法の自動化と聞くと商品の組立をイメージするかもしれませんが、商品の機能検査や梱包などの設備も手掛けるのでとても幅が広い。だから知識は絶対的に必要なんです。設備の部品1つとっても材料や大きさなどを考えなければいけませんし、機械を自動で動かすための制御プログラムの知識も必要になる。私の場合は過去の実績を参考にしたり、設計の先輩にヒアリングしたりして知識を補っています。1年間出向したのもそのためです。それでも1つの設備を作るために試行錯誤を重ねるので、狙い通りの設備が出来たときは達成感がありますね。

若手でも任せてもらえる、を実感。

私は医療機器メーカーを中心に就職活動をしていました。そのなかでオムロンヘルスケアに行きたいと思った理由は、説明会で聞いた「若手にも仕事を任せるから、やりがいがある」の一言でした。実際に入社してみると、本当にすぐ設計を任されたんですよ。ビックリしましたね。先輩のサポートを受けながらでしたが、すぐ実践できたのでやりがいがありました。
また、チャレンジを受け止めてくれるのもオムロンヘルスケアの風土と思います。以前、梱包の自動化にチャレンジしたことがあったんです。梱包作業にはセオリーみたいなものがあるんですけど、それを変えたくて。実際に袋のような柔らかい素材を扱う作業を設備で変えることは大変なんですけど、実験させてもらったんです。結果は一部採用で、劇的に変えることはできなかったのですが、挑戦する機会をもらえたことは経験としてプラスでした。もちろん、何でもかんでも挑戦できる訳ではありません。今までの方法を変えることで生産性が向上する根拠が必要ですし、時間や製作コストの制約もあります。そのなかでいかに最大限の効果を発揮できる工法を作れるかが重要なんです。

目指すのは工法設計のスペシャリスト。

自分で作った設備が問題なく動いていると本当に嬉しいんです。[設計:村上直也]って名前を入れたいぐらい。しかも、その設備によって現場の作業者が困っていたことを解決できた時には「ありがとう!助かったよ」と言ってもらえる。もともとモノを作る機械が好きだったので、これからも工法設計を続けていきたい気持ちが強いですね。新しい機械や素材がどんどん出てくるので、新工法の開発には終わりがありません。それに、もっと他の工場も見て視野を広げていきたいと思っています。実際に目にすることで「こういう方法もあるのか!」と参考になることもありますし。たとえば機械でモノを移動させる時は、押して物理的に動かすことが普通です。でも、バキュームで吸い上げて移動させる方法もある。新しい工法を開発する際は、知識の中からどの方法が最適か取捨選択します。だからあらゆる方法論のストックを持っておくことは大切なんです。オムロンヘルスケアの工場はまだ半自動なので、高品質を維持しながら少しずつ自動化させることで、生産数を増やせる工場にしていくことが目標です。そのためにも新しい工法を積極的に試しながら、工法設計を突き詰めていきたいですね。

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