INTERVIEWインタビュー

「強くなるために休む」
長谷部選手に学ぶ新時代のリカバリー法とは

サッカー日本代表として10年以上にわたり活躍、現在もドイツのトップリーグ、ブンデスリーガでプレーする長谷部誠選手。常に100%のパフォーマンスを目指すトップアスリートにとって、欠かせないのが心身の疲労を回復するリカバリーのためのケアです。低周波治療器も長く愛用されているという長谷部選手に、ご自身のリカバリーについて伺いました。

年齢とともに回復力は変化していく。
自分の体調に合わせたリカバリーの重要性を体感

長谷部選手はリカバリーをどのように捉えていますか?
サッカー選手として、ハードなトレーニングや試合後のリカバリーはとても重要だと感じています。また、スポーツ選手だけではなくスポーツを楽しむ方々にとっても、リカバリーは大事だと思います。
僕自身が重視しているのは、トレーニングと食事、リカバリーで、これを普段からルーティーンとして行なっています。リカバリーの中には睡眠も含まれますし、治療機器などを使って体の疲労を取ることも行なっています。プロとして選手生活を20年近く続ける中で、自分なりのリカバリーの仕方が確立されてきていますね。
20代の頃と現在ではリカバリーの仕方などに違いが出てきていますか?
試合後の回復に若い頃よりも長時間を必要とするようになり、その分、リカバリーにも時間を割かなければならなくなったと、年々、自分の体で感じています。若いときは正直、寝て起きれば体は元に戻っていました。お酒を飲み過ぎても回復が早かったですしね(笑)。今は、生活の中でリカバリーに充てる時間が長くなったし、チームのマッサージを受ける時間も長くなっています。
リカバリーの重要性に気づいたのはどのようなきっかけでしたか?
年を重ねるごとに疲れの回復に時間がかかるようになったことが一つ。あとはケガをしたこともきっかけの一つです。これまでに4度手術を受けていて、その度に、より自分の体について考えることが多くなりました。
他の選手から影響を受けたりすることはありましたか?
ドイツのトップリーグであるブンデスリーガで、また日本代表としても10年以上プレーをしてきた中で、世界のトップ選手を多く見てきました。やはり、トップレベルで長くプレーしている選手はほとんどが、自分の体のことをしっかり考えています。偉大な選手たちや先輩方、もちろん後輩も、みんな体に気を遣っている。治療器なども使って体と向き合う時間を大切にしています。そういった周囲のトップアスリートから学んだ点はあります。
長谷部選手ご自身はリカバリーをどのようなルーティーンで実践されていますか?
1日のスケジュールで考えると、まずはしっかりした睡眠を取ること。約8時間は寝ようと決めています。そしてトレーニングの2時間から2時間半前にはトレーニングルームに入って体をほぐし、ケガをしないように体を温めます。トレーニング後は必ずストレッチをして、筋肉の疲労を感じているときはアイスバスにも入ります。さらに疲労回復のために低周波治療器も使っています。マッサージは週に4、5回、試合の2日前に集中的に受けていますね。このようにルーティーンとしてやることは決まっていて、プライベートの用事はそれ以外のところに入れていくようにしています。

自宅でのリカバリーに低周波治療器を活用。
治療していると自分で意識することが大切

長谷部選手は2008年にドイツに来てから低周波治療器を使い始めたそうですね。
どのようなきっかけで使い始めたのですか?
最初に低周波治療器の存在を知ったのは、日本代表のトレーナーから教えてもらったのがきっかけです。ちょうどドイツに来るタイミングで、実は、ドイツでは日本で受けているようなレベルの高いマッサージがなかなか受けられなくて、どうしようかと思っていたところでした。そこで、低周波治療器を普段から使うようになりました。
普段はどのように使用されていますか?
決まった箇所に使うというよりは、打ち身があったときや筋肉が張っているときに使うことが多いですね。サッカーは激しいスポーツで試合後は打ち身だらけ。そこでマイクロカレントで微弱電流を流して、打撲の痛みをやわらげています。太もも裏や太もも前の筋肉が張っているところにも使います。マイクロカレントは微弱電流なので刺激はほぼ感じないくらいですが、経験上、打撲に関しては回復が早くなると感じています。僕の場合は、打撲したところにマイクロカレントを使って、それからアイシングをしていますね。
動画撮影時の長谷部選手
低周波治療器のどのような点に魅力を感じていますか?
いちばんいいなと思うのは、自宅でリラックスした環境で治療ができる点ですね。サッカーの試合を見ながら…など、何かをしながらでも治療ができる。自宅のソファで低周波治療器を使ってから、お風呂に入って筋肉を全体的に緩めるということが多く、リラックスしたいときに使っています。それにコンパクトなので持ち運びもしやすい。遠征時のバス移動で3、4時間かかるときは、バスに乗りながら低周波を使って固まりやすい腰の筋肉をケアしています。
お使いになっている低周波治療器の使い心地はいかがですか?
大きなパッドがあるので太ももなどの大きな筋肉に対しても使いやすいですね。低周波モード、マイクロカレントなどのモードがあり、また強さも変えられるので、調整しながら筋肉が刺激を受けている感覚をしっかり感じています。
マッサージでもなんでも、治療というのは“頭で受けている”部分もあるんですよね。どういう刺激を受けているかと頭で感じることで、より治療の効果が上がるのではと思っています。
製品に納得してから使うということですか?
確かにどんなものでも性能やどういう効果があるかを知った上で使いたいというのはあります。それとは別に、“頭で受ける”というのを大事にしているんです。言葉で表すのは難しいですけれど。例えば、携帯を触りながらマッサージを受けるのと、治療に集中してリラックスしながら受けるのとでは効果が違うのではないかと。ですから、治療のモードも自分でしっかり理解して、区別して使うとより効果があると思っています。科学的証明があるわけではない、自分自身の感覚としてですけれど。僕自身は、最初の使い始めのときは何もしないで気持ちを治療に集中して、時間が経ってきたら、使いながら他のことをしたりしています。

トレーニングにも体のケアにも、近道はない。
毎日の積み重ねこそが結果につながる

長谷部選手はご自分の体のことも含めて、いろいろなことをお考えになってトレーニングを、そしてサッカーをされているという印象が強くあります。今後についてはどのようにお考えですか?
ドイツのトップリーグでこの年齢までプレーできたのは予想外のことでした。違う文化の中で常に頭をフル回転させてやってきたという自負はあります。サッカーをする楽しみや喜びがある間は、まだまだプレーしたい。逆に向上心や情熱を失ったときが辞めるタイミングでしょうね。選手として毎日ヒリヒリする、熱を発するような生活をしているので、選手生活を終えた後も、本気で情熱をかけられるような場所に身を置きたいと思っています。どんな形かはわかりませんが、自分の一部でもあるサッカーに携わっているイメージはあります。
最後に、いま、スポーツに取り組んでいる若い選手や子供たちにメッセージをお願いします。
多くのサッカー選手を見てきて感じるのは、トップレベルを長い間維持している選手は、間違いなく、考える力、思考力があるということです。その上で、当たり前の努力を当たり前のように続けられる。それは治療でも、体のケアでも、トレーニングでも同じです。サッカースクールで子供たちにいつも言っているのは、夢をつかむための近道なんていうものはなくて、積み重ねていくことでしか夢はつかめないということ。僕自身も、努力を積み重ねてきて今に至っているので、日本のみなさんにも伝えていきたいと思います。

PROFILE

長谷部誠

静岡県藤枝市出身。
2002年にJリーグ浦和レッズ入団。
2006年から2018年まで日本代表選手として活躍し、
主将としてFIFAワールドカップに3度出場。
2008年にドイツ1部リーグのウォルフスブルクへ移籍。2014年からは現アイントラハト・フランクフルト所属。2021年1月より主将を務めチームの躍進を牽引。高いパフォーマンスに現在も注目が集まっている。

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