vol.115

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Q質問

知り合いが、心筋梗塞の治療後に心臓リハビリテーションに取り組んでいると言っていました。脳卒中後のリハビリというのはよく聞きますが、心臓のリハビリとはどんなものですか?

A回答

心臓リハビリテーションとは、心筋梗塞の治療や冠動脈バイパス術を受けた患者さんが、できるだけ早く退院や社会復帰するための総合的なプログラムです。
心筋梗塞や狭心症を発症し、入院して治療を受けた人、とくにカテーテル治療・冠動脈バイパス術などを行った人の心臓は大きなダメージを受けているので、機能が著しく低下しています。心臓リハビリテーションは、低下した心臓機能や運動能力を回復させるために行います。内容は運動療法を中心に食事や日常生活に関する指導のほか、精神面の不安を取り除くためのカウンセリングなども行います。

プログラムは治療後の時期によって次の3つに分かれています。
・急性期リハビリ
発症後の入院や手術をした日から退院までの、入院中に行うリハビリです。座る、立つ、歩くことからはじめ、食事やトイレなど身の回りのことができるようになるのを目指します。
・回復期リハビリ
退院後に3~5カ月かけて行うリハビリです。運動能力を回復して通常の社会生活への復帰を目的とします。医師が運動療法を処方し(運動処方)、専門スタッフが患者さんを指導します。リハビリ室で心電図をつけながら自転車エルゴメーターやトレッドミルなどの機器を用いて運動を行うほか、自宅でも定期的に歩くなどの運動を行います。また、心筋梗塞・狭心症についての知識や薬の知識、再発を防ぐ生活習慣について講義などで学びます。
・維持期リハビリ
医療スタッフのもとを離れ、患者さん自身で運動療法や食事療法を継続していくリハビリです。
維持期リハビリは快適な生活を長く送るためにずっと続けていくことが大切です。
なお、回復期リハビリの運動処方は全国各地の心臓リハビリを行っている医療機関で受けられます。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
    掲載時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

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