家庭で心電図を記録して、
脳梗塞の原因となる
心房細動を早期発見する

脳卒中のひとつに心原性脳塞栓症があります。心原性脳塞栓症の主な原因は不整脈の一種である「心房細動」です。心房細動は脳梗塞を引き起こす可能性が高いにも関わらず、約4割近くの人は自覚症状がない、または自覚症状があってもしばらくすると治まるだろうと見過ごされることが多くあります。心房細動患者の50~60%は高血圧だと言われています。逆に高血圧患者のうち10~20%は心房細動を有するとも言われています。

心房細動は心電図の記録によって発見することができ、初期段階であれば比較的治療の効果を得やすく、適切な治療および管理で脳梗塞の発症リスクを抑えることができます。オムロン ヘルスケアは、日常生活の中における心電図の記録機会を増やし、心房細動の早期発見に貢献します。2019年5月に米国で発売した心電計付血圧計"Complete™"は、血圧測定と同時に心電図を記録できる血圧計です。血圧と血圧測定時に同時に記録した心電図を併せて解析することで、現在家庭では捉えることが難しい心不全のリスクを推定するアルゴリズムの開発を進めていきます。

'Complete'(心電計付き上腕式血圧計)
"Complete"(心電計付き上腕式血圧計)

"Complete"(心電計付き上腕式血圧計)*2019年米国で先行発売。日本での発売は2021年度中を予定

本体に専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを設置し、測定時に本体に両手を置くだけで、血圧と同時に心電も測定・記録できます。得られた心電図をアプリが自動的に解析し、心房細動の可能性を知らせてくれるので、誰でも手軽に使用することができます。

"Complete"関連資料
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