体温計について

日々の体調管理に欠かせない
体温についての情報をまとめました。

はじめに

体温には個人差があります。
また同じ人でも1日を通じて変化しています。日ごろから測定をして自分の平熱を知ることが大切です。また、それぞれの部位にあった正しい測り方で測定することがとても重要です。
体温の正しい測り方を知って、日ごろの体調管理にお役立てください。

体温について

体温は1日のなかで
変動しています。

一日の体温リズム

人には朝・昼・夜と、24時間単位の体温リズム(概日リズム)があり、一般的に朝がもっとも低く、夕方にかけ徐々に上がって行き、夜にかけて徐々にまた下がっていきます。
※1日の体温の差は個人差がありますがほぼ1℃以内です。

同じ人でも、測定部位により、体温の測定値は異なります。

※温度差には個人差があります

体温が高い順に
「直腸」、「鼓膜温(耳)」、「舌下温(口中)」、「腋窩温(わき)」となります。
それぞれの部位で測定時間も異なります。

身体の内部の仮想温度分布

測定時間

電子体温計には実測式と予測式があります。

『実測式』とは?

測定部位のその時の温度を測定し、表示する方式
一般的に実測式体温計の場合正しく測るには、わきで約10分(口中で約5分)の時間が必要です。

ブザーがある機種は、温度上昇がほとんどなくなったというタイミングを捉えると10分(口中5分)よりも早く検温終了ブザーがなります。

『予測式』とは?

平衡温(測定部が体の内部と同じぐらいになった温度)を短時間で分析・演算した値を表示する方法。(オムロン独自で収集した体温上昇データをもとにして計算)

測定開始からの温度と温度変化を、体温計に伝わっていく温度の上がり方の情報をもとにして、計算し測定結果を表示する。口中用、わき下用とそれぞれ専用の計算式を使っています。
予測測定終了後もそのまま測定を続けると、実測式に切り替わります。

測定時間について(実測と予測の違い)

15秒間で捉えた体温上昇を基に10分後の結果を予測

オムロンの予測式体温計は測定時間が終了しても、そのまま測定をつづけると実測測定ができます。

わき(腋窩温)
口中(舌下温)
耳(鼓膜温)

平衡温まで10分以上必要
※主に一般的な体温測定に用いられる。

測定方法による影響が受けやすい。

平衡温まで5分以上必要
※主に基礎体温測定に用いられる。

測定は容易だが、飲み物の影響を 受けやすい。

平衡温まで約1秒(オムロン耳式は最短1秒、最長10秒間)

鼓膜の方向を正しく捉えているかわかりにくいが、外気の影響を受けにくい。

正しい測り方

  • わき
  • 口中
  • 基礎体温
  • 皮膚赤外線体温計

わきの正しい測定方法

食後や入浴後、運動の後、起床直後にも体温が上昇しています。
その場合は測定には30分以上あけましょう。

【体温計のあてかた】

ポイント

■こもった熱を冷ます

  • 熱がこもると高めの値になるため、乾いたタオルなどで拭きましょう。
  • 長時間布団にはいっていたり、厚着をしていると熱がこもりやすいので、注意しましょう。
  • 濡らしたタオルで拭いてしまうと逆に皮膚温を下げてしまうため注意しましょう。

■汗をしっかり拭き取る

  • 特にお子様は汗をかきやすいため、注意しましょう。

■肘をわき腹に密着させる

  • 密閉するようにしっかり閉じましょう。
  • お子様を検温をする場合は腕を軽く押さえましょう。
  • 手のひらを上向きにするとわきがしまりやすいです。

■体温計が動いたり、あてている位置がずれないよう注意

  • 体温計を持ちながら測るとあたっている部位が分かりやすくなります。
  • 体温計によって予測測定時間は異なるが、実測検温する場合は10分測定しましょう。

口中の正しい測定方法

1.舌下のつけ根の左右どちらかにあててください。

2.舌で押さえて口を閉じてください。

3.体温計がずれないように手で支えてください。

耳式体温計とは

『耳式体温計』とは?

耳で測る体温とは、正確には耳の穴の奥にある鼓膜の温度(鼓膜温)です。
鼓膜からでている赤外線を赤外線センサーでとらえ、体温を検知する方法を採用しています。
最短1秒(最長10秒間)での測定が可能です。

赤外線とは?

電磁波の一種です。生物の体からも赤外線は放射されていて、耳式体温計は耳の内部から放射されている赤外線を検知して、温度を測定します。

「ぴったりセンシング機能」とは?

測定中に捉えたもっとも高い温度を記憶し、その温度を測定結果として表示する機能です。

耳での正しい測定方法

食後や入浴後、運動の後、起床直後にも体温が上昇しています。(その場合は測定には30分以上あけましょう)
耳式体温計はプローブの先端が鼓膜の方を向いていることが正しい測定ができる条件です。

※測定方法※
1.プローブカバーが本体についていること、汚れていないことを確認してください。
2.スイッチを押します。
3.プローブを耳に入れます。
4.「ピッ」となったらスイッチを押します。

【体温計のあてかた】

あてかたのポイント

■子供の場合

  • 耳を軽く後方に引っ張り耳の穴をまっすぐにする。
  • プローブを耳の穴に沿ってまっすぐに挿入する。
  • 測定終了までこの状態を保持してください。

■大人の場合

  • 耳を斜め後ろ上に引っ張り、耳孔をまっすぐにする。
  • プローブを左右に振りながら耳の穴にしっかりと奥まで挿入する。

ぴったりセンシング機能使用時のポイント

・センサーの向きを左右に2~3回動かす。
・耳の中で円を描くようにまわす。
・ゆっくりと動かす。
・電源スイッチを押してから体温計を取り出す。

基礎体温(口中)の正しい測定方法

正しく測るために

  • 目が覚めてすぐ、起き上がる前に、寝たまま口の中で測ってください。なるべく動かないでください。また、検温前、検温中は飲食はしないでください。
  • 毎朝、同じ時間に検温することをお勧めします。
    体温計を正しくあてて測らないと、精度の高い検温値が得られない場合があります。
  • 舌下のつけ根の左右どちらかにあてる。
  • 毎朝、同じポイントで測る。
    口中でも場所によって温度が異なります。
  • 舌で押さえて口を閉じる。
  • 体温計がずれないように手で支える。
  • 検温中は口を開かない。
  • 口で呼吸しない。
    血行の状態や体格などにより、精度の高い検温値が得られない場合があります。

皮膚赤外線体温計の正しい使い方

額で測るタイプの皮膚赤外線体温計(非接触体温計)は、額から放射される赤外線から表面温度を測定し、舌下で測定した体温に変換しています※。額は、指先や頬などに比べ、変動が少ないといわれており、多くの人の体温を短時間で衛生的にスクリーニングするのに適していますが、外部環境の影響を受けやすく、測定結果が高い場合は、あらためてわき下の体温計での検温をお勧めします。※オムロン ヘルスケアの場合

正しい検温の方法

  • 額が露出するよう、前髪を上げてから測定します。
  • 額の中心から3cm程度(指2本分)あけて額と平行にして測ります。
    額と体温計が離れすぎたり近すぎると、正確に測ることができません。
  • 測定中は体を動かさないようにしましょう。
    また、体温計を長く握りしめないでください。体温計の温度が変化し、測定の誤差になります。

検温時の注意

  • 非接触体温計は、体温測定時以外は室温を表示しています。室温情報も、正しく測定するには重要です。室内に温度計がある場合は、室温と体温計の室温表示温度の差が最大2~3℃程度以内になるようにしましょう。温度計がない場合は、使用30分前から体温計を室温になじませてください。なるべく、使用する場所に置いておきましょう。体温計が室温より温まると測定値が低く、体温計が冷えると高く出てしまう可能性があります。
  • 屋外で使用する場合は、直射日光を避けてください。
  • 寒い場所から急に暖かい場所に入って顔がほてると測定値が高く出たり、
    額が冷たい状態だと測定値が低く出ることがあります。
    体が室内の温度に慣れてから計測しましょう。
  • 汗をかいたり、お化粧していると測定値が低く出ることがあります。
    ふき取ってから検温しましょう。
  • 緊張やストレスを感じていると、皮膚の体温が一時的に高くなる場合があります。5分程度、安静にしてから計測することをおすすめします。