須藤なほみ先生に聞く 女性のカラダQ&A

  • 基礎体温について
  • 月経(生理)について
  • 月経について(排卵について)
  • 月経について(おりものについて)
  • 妊娠・不妊について
  • 子宮の病気について(子宮筋腫)
  • 子宮の病気について(子宮内膜症)
  • 便秘について
  • めまい・貧血
  • 低体温について

須藤なほみ先生

広島大学医学部卒業。
ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック勤務を経て、現在都内の総合病院に勤務。女性医療ネットワーク発起人。2004年よりブログ「Dr.半熟卵のつぶやき」を開設し人気を博す。スタッフが全員女性のらら女性総合クリニックをプロデュース。

オムロン式美人はじまります

基礎体温について

Q1 基礎体温をつけた方がいいのはなぜですか?

基礎体温は、誰でも自分で手軽に卵巣の働きや身体のリズムを調べる事ができるものだからです。基礎体温をつけることで、排卵の有無や卵巣から出ているホルモンの状態を予測することができます。また、毎日の状態をグラフにつけることで、自分の体調に気を配り、日々の体調の変化と向かい合いやすくなるという効果も期待できます。特に、妊娠を望まれている方は、妊娠しやすい時期を把握するという意味で、基礎体温がとても参考になるはずです。

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Q2 基礎体温の正しい測り方を教えてください。

毎朝ほぼ同じ時間に測るのが理想的ですが、起床時間がまちまちな場合は、とにかくその朝一番初めに目が覚めたときに身体を起こす前にすぐ測るのがポイントです。そのためには就寝前、枕元に体温計を置いておく必要があります。身体を動かしてしまうと、体温が上がってしまい正しい体温が測れません。また、夜更かしをしたり、睡眠時間が極端に短かったりする場合も正確な体温になりませんので、そんな日の体温は参考程度に記録しておきましょう。体温を測る場所は、わきの下ではなく舌下で測ります。外気の温度の影響を受けないよう、口はしっかり閉じて測りましょう。

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Q3 高温期が長く、基礎体温が下がらないうちに月経(生理)がきました。なぜですか?

基礎体温が下がっていないのに出血があった場合、何らかのホルモン剤の影響で体温が高いままになっているか、もしくは妊娠していて切迫流産としての出血を「月経」だと勘違いしているケースが考えられます。前者の場合、ホルモン剤をやめれば数日遅れて体温が下がってくる事がほとんどですから様子をみても問題ありませんが、後者の場合はまず妊娠反応で確認する必要があります。基本的に、高温期が2週間以上続く時は妊娠の可能性があると考えた方がいいでしょう。妊娠していても、少量の出血が見られることはありますから、出血=月経だと思い込まないようにしてくださいね。

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Q4 高温期が継続していますが、妊娠の可能性がありますか?

高温期が2週間以上続く場合、妊娠の可能性があります。通常、排卵日又はその翌日に高温期になり、「黄体期」と呼ばれる10日〜14日間は高温が続きます。妊娠が成立しなければ、排卵から2週間で「黄体ホルモン」が少なくなってきますので、それにともなって体温も下がっていきます。
逆に、妊娠が成立している場合、排卵から2週間以上経っても黄体ホルモンが沢山出たままになりますので、体温も下がらず37度前後を維持するようになります。高温期が2週間以上続いていたら、まずは妊娠反応を調べるようにしましょう。

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Q5 低温期と高温期の体温の差がなく、排卵日が特定できません。

排卵していないか、又は「黄体機能不全」の可能性が考えられます。月経は来ていても排卵していない、いわゆる「無排卵性月経」の場合、体温は低いまま次の月経が来ます。そのため、グラフ上は低温期と高温期の区別がつかず「1相性」と呼ばれるグラフの形になります。
「黄体機能不全」の場合、一応排卵はあるけれど、黄体ホルモンが十分に出ていないと言うケースです。低温期と高温期の差が少なかったり、高温期への移行がなだらか過ぎてどこが排卵日なのか分からなかったり、一度高温期になったと思ったらすぐに体温が下がって「M字状」の高温期になるため排卵日が特定しづらかったり、といったことが考えられます。
いずれにしても、卵巣の働きが低下している可能性がありますから、早めに婦人科で相談する事をお勧めします。

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