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「実業団に入ってから、体にかかる負荷の違いを実感。日常的なケアに低周波治療器が欠かせません」。社会人アスリートに聞く、低周波治療器の効果とは

Pindys
Handball

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ハンドボールといえば、体を張った迫力ある接触プレーも魅力の競技。それだけに、当たり負けしない体づくりと、ケガを予防する日々のケアが不可欠です。今回は、ハンドボールの日本屈指の名門実業団チーム、「ピンディーズ」で活躍されるお二人に、トレーニング後の日常的なケアに取り入れているという低周波治療器の利用方法について伺いました。

「疲れがとれにくくなって意識的にケアするように。プレーにも良い効果が出ています」

1チーム7人同士で相手のゴールにボールを投げ入れ、得点を競うハンドボール。迫力ある接触プレーが醍醐味ですが、選手にとっては攻守双方の身体を張ったプレーによってケガをすることも少なくありません。だからこそ、ケガや痛みに負けない身体のケアが大切です。

「チーム内では日常的に身体のケアについて話しています。低周波治療器のことも先輩にすすめてもらって、2年ほど前から使い始めました」と話すのは、ハンドボール歴18年目の福井亜由美さんです。ポジションは、ハンドボールでもっとも難しく重要なポジションといわれるピボット(ポスト)。相手チームとの攻守の駆け引きで常に接触があり、自分が予期していない視野から当たりがあるのもめずらしくありません。

「同じハンドボールでも学生の頃と比べると、実業団の方が断然当たりが強いなと感じます。正直、学生の頃はあまりケアを意識的にやってこなかったんですが、疲れがとれにくくなってきたので低周波治療器を使ってみたんです。以来ずっと使い続けています」(福井さん)

福井さんは、ふくらはぎや太ももにパッドを貼り、筋⾁をほぐす治療モードでケアすることが多いそうです。

「日常的に使っていますが、オフシーズンの追い込みの期間は身体により負荷をかけるので、使う頻度が高いです。やっぱり使うと動きやすくなり、プレーにも良い効果が出ているように思います。アスリートとしては必要だなと感じています」(福井さん)

「ケガの早期回復を目指してマイクロカレントでケアしています」

一方の竹原千賀さんは、低周波治療器を使い始めて1年ほど。

「以前のケアは、ストレッチポールなどで筋肉をほぐしたり、念入りにストレッチをしたりといった程度でした。当時と比べてみると、身体の痛みや疲れが回復しやすいことを実感しています」(竹原さん)

ポジションは、福井さんと同じピボット(ポスト)。ジャンプシュートなどの際に、ひざに大きな負担がかかったり、肩を脱臼したりという選手が多いのも特徴です。そのため、低周波治療器は、日常的なケアだけでなく、ケガの早期回復のために使っている選手も少なくありません。竹原さんもその一人です。

「学生時代から線が細いと言われていて、実業団に入ってから体重を増やしたんです。それでよけいに負荷がかかったせいか、昨年の夏、ひざをケガしてしまい手術もしました。いまは、太もも裏側のハムストリングスの筋力を上げるなど、下半身を中心としたリハビリに励んでいます。そんなリハビリの他にも役立っているのが低周波治療器で、毎日、マイクロカレントでのケアが日課になっています」(竹原さん)

刺激の少ない微弱な電流が流れるマイクロカレント。筋肉に電気刺激を与えることでケガの早期回復を促す効果があるため、スポーツの分野ではコンディショニングケアとして用いられています。マイクロカレントには低周波とは異なる特性があるため、2つを組み合わせて利用することで、より確かな効果を期待する人もいるといわれています。

「たくさんのモードが選べる低周波治療器は、使う人が自分の好みや身体の状態に合わせて使えるのもいいところだと思います」(竹原さん)

家事の合間や移動中にも。手軽に使えるコードレスタイプが便利

日常的に低周波治療器でケアをしている福井さんと竹原さん。お二人が使っているのはどんなタイプの低周波治療器でしょうか。
「以前はコード付きのものを使っていたんですが、今はコードレスタイプです。どこにパッドを貼っていても自由に動けるので、使えるシーンが広がりました」(福井さん)
「私もコードレスタイプです。治療モードや治療時間の設定などが直感的に操作できる点も気に入っています」(竹原さん)

コードレスは、室内で移動する際、家具や家電などに引っかかってしまう心配もありません。お二人は、どんなシーンで使っているのでしょうか。

「洗濯物を干したりといった家事をしながらの時が多くて、1時間くらい使っています」(福井さん)
「私もいつも1時間くらいです。お風呂のあとに汗が引いてから、心身ともにリラックスした状態で使っています」(竹原さん)
家事やリラックスタイムはもちろん、練習や試合後の移動中でもさっと付け外して手軽に使うことができるのがコードレス低周波治療器の大きな魅力です。

お二人にとって低周波治療器は、どんな存在でしょうか。
「実業団に入って真剣にケアを考えて、辿り着いたのが低周波治療器でした。これからの私にとっても必要なものです」(福井さん)
「これまでケガを何度か経験していることもあって、身体のケアに欠かせない存在です。自分の体の弱点を知って、これからもケアを続けていきたいです」(竹原さん)

身体の疲労や痛みを回復へ導くために使用される低周波治療器。体の違和感やコンディションの変化に敏感なプロアスリートだからこそ実感が大きいようですが、その効果は、スポーツ選手だけでなく、スポーツを楽しむ全ての人に有効なものではないかと思います。

<団体紹介>

ピンディーズ

日本ハンドボールリーグで1976年の第1回大会から出場し、最多となる17回の優勝を誇る国内屈指の名門実業団チームです。

福井 亜由美さん

ハンドボール歴:18年目
チーム加入年:2016年
ポジション:ピボット(ポスト)

竹原 千賀さん

ハンドボール歴:15年目
チーム加入年:2019年
ポジション:ピボット(ポスト)

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