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リカバリーの重要性を認識する静岡学園の1年生「練習後、筋肉の疲労をためないようにする」

Shizuokagakuen High School Soccer Club
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4月29日から5月1日にかけて、静岡県裾野市で開催された高校1年生対象のサッカー大会「敬相杯」にブースを出展。全国の強豪チームが集まるなか、全国高校サッカー選手権で優勝経験を持つ静岡学園高校に低周波治療器を体験してもらいました。

「初めて低周波治療器を使って、リカバリーの重要性に気づく」

大会3日目の5月1日。冷たい雨が降りしきるなか、疲労の色をにじませた静岡学園高校の選手たちがオムロンブースに続々とやってきました。1日に2試合から3試合という連戦の疲れからか、重い足取りの選手もいます。それでも、スポーツトレーナーの山田晃広さんがリカバリーの重要性と低周波治療器の説明を始めると、興味津々の表情で耳を傾けていました。消耗している体の部位は人それぞれ。わいわいがやがやしながらも、各人で気になる部位にパッドを貼り付けていました。ふくらはぎに使用したという森田哲平選手(※背番号45)と橋本龍太朗選手(※背番号41)は、口をそろえるようにしみじみと話します。
「試合のあとで筋肉に張りがあったのですが、低周波治療器を使ったあとはほぐれた感じがしました。心なしか脚が軽くなったような気がしました」
森田選手のポジションは、タッチライン沿いでアップダウンを何度も繰り返すサイドハーフ。多くの運動量が求められるため、気がつけば、筋肉に疲労が溜まっていることもあります。これまで筋肉系のケガは一度もしたことがないと言いますが、今後はもっと気をつけていきたいと言います。オムロンの低周波治療器を使ったことで、あらためてスポーツリカバリーの重要性に気付かされたようです。
「整骨院や接骨院の電気治療などもしたことがなかったので、すごく新鮮でした。股関節まわりのケアはしていたのですが、ふくらはぎなどの筋肉系のケアにも時間を費やしていこうと思います」
目標は厳しいレギュラー争いを勝ち抜き、冬の全国高校サッカー選手権に出場すること。ケガで練習を休んでいる暇などはありません。

いつも行っているリカバリーケアは「試合のあとすぐにアイシング」

オムロンブースで人一倍番楽しそうに体験していたのは、1年生のキャプテンを務める根本彪雅選手(背番号64)。軽妙なトークで場を盛り上げていましたが、自分の身体とは真剣に向き合っています。
「試合のあと、気になる部位があれば、必ずすぐにアイシングをします。特に関節部分などには気を使っています。練習後には太ももの前と後ろ、ふくらはぎは必ずストレッチして伸ばしますし、筋肉の疲労がたまらないようにしています」
高校内の室内施設で筋力トレーニングを終えたあとも、ストレッチと柔軟は欠かしません。すでに習慣化しているため、忘れることはないようです。肉離れを起こして練習を休んだ経験もあるため、細心の注意を払っていると言います。筋肉系のケガが少ないチームメイトからリカバリーケアの方法を聞くなどしながら、できる努力は最大限にしています。意識の高い彼だからこそ、低周波治療器にも興味を示していました。
「ふくらはぎに使ったのですが、使用前よりも脚が軽くなりました。すっかり疲労感がなくなった感じがします。またすぐにも試合ができそうです」
いち早くコンディションを回復させ、次の試合に臨む姿勢を見せていました。全国大会常連の高校が集まる大会で大きな刺激を受けたようです。
「サイドバックとして、持ち味の推進力はどのチームにも通用しました。一方で同年代とは思えないフィジカルの強さを感じたのも事実です。矢板中央高校には驚きました」
身体づくりの大切さを痛感していました。高校1年生ながら身長は178センチありますが、まだまだ線は細いほう。成長痛に気をつけながら、意識してウエイトトレーニングにも励んでいるところです。将来の夢は、現役を長く続けられるプロサッカー選手。埼玉県で生まれ育ちましたが、小学校を卒業後、静岡学園中に入学。すべてはサッカーのためです。

「練習ができなくなるケガは大敵。だから身体のケアは欠かさない」

「静岡学園のスタイルを早く身につけたくて、中学校から入学しました」
静岡学園は現在、スコットランドの名門セルティックでプレーする日本代表の旗手怜央選手をはじめ、多くのプロ選手を輩出している名門です。当然、レギュラー争いはし烈を極めます。1年生だけでサッカー部員は約80人。3学年すべて合わせると300人近くになります。公式戦に出場できるのは、ほんのひと握り。それでも、根本選手は自分の可能性を信じています。ただ、試合に出て、全国大会で活躍するだけではありません。目指すべきプレーヤー像を明確に持っていました。
「誰からも応援されるような選手になりたいと思っています」
伝統校の一員である自負があり、行動に責任がともなうことも自覚しています。オムロンブースを出たあとに話を聞いても、てきぱきと受け答えをしていました。
「歴史ある静岡学園の看板を背負っているので、ピッチでのプレーはもちろんのこと、ピッチ外でも礼儀正しくしないといけません」
大きな夢に向かって、きょうもトレーニングに精を出しています。まともな練習ができなくなるケガは大敵です。サッカー選手として大成するためにも、身体のケアを欠かすことはありません。

<団体紹介>

静岡学園高等学校サッカー部

公式ホームページ:https://shizugakufutebol.wixsite.com/shizugaku

森田 哲平さん

橋本 龍太朗さん

根本 彪雅さん

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