ニュースリリース

高い操作性と多様な測定への対応で、安全で効率的な看護業務をサポート

生体情報モニタ Accumil V7000シリーズ
-病院事業の新ブランド「ACCUMIL(アキュミル)」第1弾製品 7月1日発売-
商品
(写真)=生体情報モニタ Accumil V7000シリーズ

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:宮田 喜一郎)は、生体情報モニタの新商品として、見やすく操作性に優れた大型のカラータッチパネルを搭載し、院内での多様な測定への対応を実現した「生体情報モニタ Accumil V7000シリーズ(以下V7000)」を7月1日から販売開始します。
販売は、当社の医療機器販売会社であるオムロン コーリン株式会社(本社所在地:東京都文京区、代表取締役社長:小林 洋)を通じて行います。

生体情報モニタは、一般病棟のベッドサイドでの心電図や血圧、体温などの測定による患者の容態急変に対するモニタリングをはじめ、手術室(OR)や集中治療室(ICU)、救急救命室(ER)、新生児集中治療室(NICU)などで幅広く使用されています。また、最近では院内での患者搬送時の使用も増加し、多様な状況下での快適で安全、効率的なモニタリングの実現が求められています。

このたび発売するV7000は、高い操作性と多様な測定への対応を実現した生体情報モニタです。17インチのカラー液晶ディスプレイに、波形や数値を見やすく表示。数値を拡大して表示する「数値優先画面」や「ミニトレンド表示」など、使用シーンや状況に応じて画面表示を切り替え使用することができます。
本体の操作は、ジョグダイヤルやタッチパネルのほか、赤外線リモコンやマウス、キーボードなど、設置場所や使用状況に合わせた方法を選べます。
本体には、心電図や非観血血圧、観血血圧、動脈血酸素飽和度、体温といった基本指標を測定するモジュールに加え、使用用途に応じた追加モジュールを組み合わせて使用することができます。モニタ1台で多様な測定が可能になるので、重度の疾患やさまざまな症例にも対応するモニタリングを提供します。

また、重さ約1.0kgで持ち運びや設置が簡単に行える「生体情報モニタ Accumil V5000シリーズ(以下V5000)」を9月10日に発売します。V5000は、心電図や非観血血圧、観血血圧、動脈血酸素飽和度、体温が測定できる、コンパクトな「モジュールモニタ」です。さらに、V7000のモジュールとしての使用が可能で、手術室から集中治療室などへベッドを移動する際には、V7000から取り外したV5000を搬送用モニタとして使用し、継続してモニタリングすることができます。V7000とV5000を組み合わせることによって、手術室や集中治療室、重症患者病棟、救急外来や一般病棟での使用、さらに院内搬送時の患者モニタリングなど、幅広いシーンに対応することが可能になりました。

なお、V7000は当社の病院事業ブランド「ACCUMIL(アキュミル)」の第1弾製品です。9月10日発売のV5000をはじめ、今後も「ACCUMIL(アキュミル)」のもと、手術室や集中治療室から病棟や救急救命室まで、医療現場のさまざまなシーンに適した製品やサービスを発売していきます。

詳細は次のとおりです。

生体情報モニタ Accumil V7000シリーズ 主な特長

1. 見やすく操作性に優れた、大型のカラータッチパネル

17インチのカラー液晶ディスプレイに、波形や数値を見やすく表示します。数値を拡大して表示する「数値優先画面」や「ミニトレンド表示」など、使用シーンや状況に応じて画面表示を切り替え使用することができます。
本体の操作は、ジョグダイヤルやタッチパネルのほか、赤外線リモコンやマウス、キーボードの使用も可能。設置場所や使用状況に合わせた操作方法を選べます。

2. 多様な測定に対応する、充実のモジュールラインアップ

本体に、心電図や非観血血圧、観血血圧、動脈血酸素飽和度、体温といった基本指標を測定するモジュールに加え、使用用途に応じた追加モジュールを組み合わせて使用することができます。モニタ1台で多様な測定が可能になるので、重度の疾患やさまざまな症例にも対応するモニタリングを提供します。

3. 患者の安全を守る、充実のアラーム機能

測定している患者のバイタル情報に異常が発生した場合や、機器に問題が発生した場合に、音や光、メッセージによって視覚的・聴覚的にアラームでお知らせします。過去のアラームメッセージの履歴を表示する「アラームリスト」機能を搭載しているほか、同じケアグループ内の別の患者のアラーム状況の表示も可能。充実したアラーム機能によって、患者の安全をサポートします。

4. 搬送中でも途切れないモニタリングが可能

心電図や非観血血圧、観血血圧、動脈血酸素飽和度、体温が測定できる、重さ約1.0kgのコンパクトな「モジュールモニタ」V5000との組み合わせ使用が可能。手術室から集中治療室などへベッドを移動する際には、V7000から取り外したV5000を搬送用モニタとして使用し、継続してモニタリングすることができます。

V7000とV5000の組み合わせ使用
<V7000とV5000の組み合わせ使用>
V5000は搬送用モニタとして単独で使用可能
<V5000は搬送用モニタとして単独で使用可能>

生体情報モニタ Accumil V5000シリーズの特長

  • タッチパネルで簡単に操作できる5インチディスプレイ
    高精細な5インチディスプレイに、波形や数値を見やすく表示。タッチパネル式なので、見たい画面を簡単に表示することができます。
  • V7000の「モジュールモニタ」として使用可能
    手術室から集中治療室などへベッドを移動する際にも、接続ケーブルを外すことなく、V 7000から取り外すだけで継続してモニタリングすることが可能。
  • 本体にバッテリ搭載
    本体にバッテリを搭載しているので、搬送用モニタとして使用可能。
  • コンパクトで高い操作性と携帯性
    重さ約1.0kgの軽量・コンパクトな本体は持ち運びも設置も簡単に行えます。

ACCUMIL(アキュミル)について

医療の高度化・複雑化に加え、医療従事者不足の加速に伴い、医療従事者にかかる負担の増加が医療現場の大きな課題となっています。そこで当社では、医療従事者の方々の負担を減らし、安心でゆとりのある医療環境をつくるサポートをすること、そして当社がめざす「医療事故1/100」の実現をめざすため、病院事業の新ブランド「ACCUMIL(アキュミル)」を立ち上げました。

ACCUMILは、"Accurate"(的確な・正確な)と、「看る」をアルファベットで記載した"Mil"を組み合わせた造語です。コンセプトは、「つなぐ、見るから看るへ。」。患者のさまざまな生体情報を「見守る」、「つながる」、「記録する」、「共有する」、「活用する」という5つをキーワードに、安全性の高い技術で医療のリスクを軽減する製品やサービスを展開し、医療従事者が患者の体や心の様子をしっかりと看る時間と余裕の提供をめざします。

7月に発売するACCUMILブランド第1弾の「生体情報モニタ Accumil V7000シリーズ」、9月に発売する第2弾「生体情報モニタ Accumil V5000シリーズ」をはじめ、今後も現場の声を反映しながら、医療従事者そして看護現場をサポートし、より快適で安全、そして効率的な医療を実現する製品やサービスを開発・発売し、「ACCUMIL」シリーズを拡充していきます。

<ロゴマーク>

ACCUMIL

  Accurate        Mil
(的確な・正確な)  + ( 看る)

■販売目標:
V7000シリーズ 500台(発売後1年間)
V5000シリーズ 800台(発売後1年間)

■主な仕様:
<V7000シリーズ>

販売名 生体情報モニタ Accumil V7000シリーズ
表示方法 17インチカラー液晶ディスプレイ
測定項目 心電図、心拍数、呼吸、呼吸数、非観血血圧、観血血圧、体温、動脈血酸素飽和度、脈拍数、呼吸ガス濃度、呼吸管理パラメータ
質量 11.9kg(バッテリ、モジュール含まず)
外形寸法 幅400×高さ370×奥行き193mm(突起物は含まず)
医療機器承認番号 22600BZX00092000
一般的名称 重要パラメータ付多項目モニタ
クラス分類 高度管理医療機器
特定保守管理医療機器 該当

<V5000シリーズ>

販売名 生体情報モニタ Accumil V5000シリーズ
表示方法 5インチカラー液晶ディスプレイ
測定項目 心電図、心拍数、呼吸、呼吸数、非観血血圧、観血血圧、体温、動脈血酸素飽和度(SpO2)、脈拍数
質量 1.0kg(バッテリ含まず)
外形寸法 幅142×高さ102×奥行き81mm
医療機器承認番号 22600BZX00097000:高度管理医療機器、特定保守管理医療機器
一般的名称 重要パラメータ付き多項目モニタ
クラス分類 高度管理医療機器
特定保守管理医療機器 該当


(写真)=生体情報モニタ Accumil V5000シリーズ