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世界で活躍するロードレースチーム「JCL TEAM UKYO」のコンディショニング(石橋学選手編)(2 ⁄ 3)

Manabu Ishibashi
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低周波治療器をリカバリーケアに活用

「レースにはマッサージャーが帯同しているのですが、マッサージを施せる時間も限られています。ホテル移動があったりしてマッサージの時間がなくなってきた場合、セルフケアとして低周波治療は役に立ちます。仮にマッサージを受けられないスケジュールになってしまっても、このアイテムがあることで回復に務められるので、気持ちの面でも心に余裕ができますよね」(石橋選手)

遠征中はバス移動などの際にも、ハムストリングスにパッドを貼って、リカバリーケアをしているという石橋選手。海外遠征では特に重宝しているようです。

「とにかく移動が多いですね。ヨーロッパ方面へは20時間座りっぱなしという事もあります。飛行機を丸一日使って夜に到着してホテルまでバス移動、ステージを繋いでいくのもバス移動とずっと座っていることも多いです。そんな中でどうやってコンディションを保たなくてはなりません。多くの選手はコンプレッションソックスを履いて対応しているケースもあります。低周波治療器も移動時にコンパクトに使えてとても重宝しています。レース中に酷使して痛みが残る箇所にはマイクロカレントモードを使い、疲労が溜まりやすいハムストリングスなどの大きい筋肉にはリカバリーモードを中心に使っています。腰などが痛くなるのも大元はハムストリングスが硬くなることが原因でもあるので早期のケアに低周波治療器を役立てています。強度は中強度で設定して、強いのに慣れすぎないようにしています。小さい筋肉はセルフでもケアできるので、大腿四頭筋とハムストリングなど大きい筋肉を中心にケアすることが多いです。低周波治療器はタイミングを選ばなくて良いのが気に入っています」(石橋選手)

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