目次
3. 肩甲骨の柔軟性が手首のケガを予防する
リカバリーケア同様、日頃のストレッチ、柔軟は予防の一つになります。手首の使いすぎによる腱鞘炎などの予防策として有効なのは、肩甲骨の柔軟性を高めることです。肩甲骨の可動域が広がれば、手首にかかる負担も軽減されます。肩甲骨は手首、肘、腰とすべてにつながっています。ゴルフ肘、テニス肘に悩まされる人たちにも再発防止になると思います。
4. 異変を感じた場合、ケガをした場合の対処方法
ケガを負ったばかりで、手首の痛みが強いときは10分くらいアイシングすることで、その痛みは緩和されます。次の対処法としては包帯、テーピングなどで痛めた部位を固定すること。このとき、気をつけたいのは痛みを感じない程度に巻くことです。強く巻きすぎないように注意しましょう。市販されているサポーターでも対応できます。可能ならば、医療機関で応急処置してもらいましょう。
5. 手首ケアがとくに重要なスポーツ種目は?
ゴルフ、テニス、野球などはグリップを握る、ボールを打つ、投げる動作で手首を酷使するため、ケアが必要になってくるでしょう。特殊な例では、サッカーでロングスローを投げる選手もそれに当てはまると思います。また体操競技は強い衝撃で手首を地面につくため、関節をひねる捻挫、骨折も見受けられます。手首のケアも必要でしょう。
<記事監修>
株式会社Amistad アミスタ
山田 晃広さん
【現職】
株式会社Amistad 代表取締役
(一般社団法人)Penya F.C.Barcelona Japan 公認サポータズクラブ 副会長
【資格】
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
ProSTAアカデミーマスター講師
原田式メンタルトレーニング指導者
【経歴】
日本人初スペインサッカー1部リーグプロ契約トレーナー
多くのなでしこJAPAN、Jリーガーのコンディショニングに携わる