ニュースリリース

ねむりラボと西川リビング 睡眠環境科学研究所による
ねむりに関する共同実験

「自分に合った枕で、安眠を得る」
調査

オムロンヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:宮田 喜一郎)が展開する"ねむりラボ"の「ぐっすリズム実験室」と西川リビング株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:宮川一幸)の睡眠環境科学研究所は、自分にあったオーダーメイド枕を使用した場合の睡眠の状態に関する共同実験を行いました。

理想的な寝姿勢は、「自然に立った姿をほぼそのまま横にした姿勢。」と言われています。
立っている状態で背面の形状を測定し、枕の正しい高さを調べ、そこに好みの感触(硬さ)を加えたものが、自分に合った枕となります。

今回の実験では、オーダーメイド枕を作り、睡眠計で3週間睡眠を計測。その結果、ぐっすり眠れる時間が10分も増加したり、眠りの満足度が18ポイントアップするなど、自分に合った枕を使うことで、睡眠の改善がはかられました。

実験の概要

◇調査対象

  1. 枕が合わない、起床時に肩こりや頭痛がある方
  2. オムロン「睡眠計」で、ねむりを測る習慣がある方
  3. 指定期間中に、西川リビング指定店舗でオーダーメイド枕を作れる方

→以上の条件を満たす男女28名

◇実験期間

2013年10月27日~11月29日

◇調査内容

  1. 事前アンケートで睡眠の状況を確認
  2. 「睡眠計」で、使用中の枕でねむりを計測。
  3. 枕を作り、以降三週間、オーダーメイド枕を使ってねむりを計測
  4. アンケートで変化を確認

ぐっすり眠れる時間が大幅アップ!

ぐっすり睡眠時間の変化

「ぐっすり睡眠時間」とは、「10分以上連続した体動がない状態」のことで、体の動きが最小限であることが、ぐっすりねむれていることの表れです。
このぐっすり睡眠時間が、平均で10分も伸びました。

「睡眠効率」が改善

睡眠効率の変化、夜中の目覚め回数の変化

「睡眠効率」とは、床に入っているトータル時間のうち、睡眠時間がどれだけの割合を占めているかを表す数値です。
こちらについても、使用前は85.4%、使用後は86.3%と、0.9ポイント上昇。
同時に、「夜中に目が覚めてしまう」頻度も、平均2.8回から2.5回へと減少しました。

ねむりの満足度も18ポイントアップ。実感レベルでも眠りを改善。

眠りの満足度

実験に協力してくれた皆さんの「実感」も、効果を裏付ける結果となりました。
眠りの満足度を100点満点で表すと、使用前は平均52.3点、使用後は70.3点と大幅にアップしました。

起床時に首や肩こり・痛みがある頻度

また、「肩や首が痛いと感じる朝は週に何回?」という問いでは、平均2.6から1.6に減少。起きたときの快適度も、上がりました。

体験者の声

「枕でこんなに眠りの質が変わるのか、と自分でも驚いています」
「今回作った枕を使うようになってから、とても楽に眠ることができます。以前の枕は寝ていると腰が痛くなり、長く寝ていられなかったのが嘘のよう」
「体に合わせた正しい枕が肩や首に負担をかけないことがわかり、大きな収穫でした」
「朝までトイレに行かない日が増えた」
「よく眠ることが出来ている、という認識が『健康である』という自信につながりました」
「実験を通して、眠りの質を意識するようになった」

睡眠改善インストラクター 友野なおさんからのコメント

良質な眠りとは「量」と「質」の両方から考えられますが、枕が変わると眠れないと昔から言われるとおり、枕は睡眠の質にダイレクトに影響をおよぼします。

枕が合っていないと首を歪めたり圧迫したりするような不自然な姿勢で一晩中過ごすことになり、血液の流れが不自然になってしまいます。低すぎれば顔のむくみ、高すぎればシワなどの原因にもなります。枕は「自分に合った高さであること」と「寝返りがしやすいこと」の2点がとても重要なのです。
「熟睡感がない」「起床時に肩こりがある」は現代に多い睡眠の悩みですが、自分に合った枕を使用することで「ぐっすり睡眠感」が向上すると同時に「起床時の肩こり・痛み」の頻度」が減少しており、結果として睡眠満足度が高くなることが分かりました。
また、入眠時間・中途覚醒の減少により睡眠効果が高まりました。
忙しくて睡眠時間を確保しづらい現代社会だからこそ、自分に合った枕を使用することで、睡眠の質を高めることが必要だといえます。

実験結果は、こちらの「ねむりラボ」でも紹介しています。
http://nemuri-lab.jp/lab/3981/