ニュースリリース

オムロン×ワコール 「面接官109人に聞いた、姿勢が採用面接時に与える影響に関する調査」

そこまで見てる!? 姿勢の崩れに96%の面接官が気づいている!<br />
~ 姿勢を維持するカギは“歩き方”にあり!~
調査

オムロン ヘルスケア株式会社と株式会社ワコールによる「女姿力(ジョシリョク)向上プロジェクト」は、就職活動が本格化する中、新卒採用の面接官109人に対して、姿勢が採用面接時に与える影響に関する調査を実施いたしました。同時に、女子大学生20名を対象にグループ面接時での姿勢の維持に関する実験を行いました。
「女姿力向上プロジェクト」は、キレイな姿勢を通して、女性本来の美しさを引き出すために"美"や "健康"の原点である"歩き方"が持つ力を日本中の女性に広めていくべく、オムロン ヘルスケア株式会社と株式会社ワコールが立ち上げた取り組みです。

調査の結果、新卒の就活生の面接時において「見た目」は採用に影響を与え、その「見た目」には「姿勢」が大きく関係することがわかりました。面接時に「姿勢」が良いと「礼儀正しい」「コミュニケーション能力が高そう」という印象を与える一方で、姿勢が崩れると「だらしがない」「ストレスに弱そう」などマイナスなイメージを持つという結果もわかりました。
また、女子大学生20名に実施した、30分間のグループ面接時での姿勢の維持に関する実験では、歩行姿勢が良い参加者は、歩行姿勢が悪い人よりも長時間、キレイな姿勢を維持できるという結果となりました。

調査結果の詳細は、次の通りです。

【アンケート調査結果】

  1. 本音をいうと「見た目」は大事! 面接官の97%が回答。
    • 面接官に、「見た目」は就活生の第一印象に影響を与えるかどうか本音を聞いたところ、「影響を与える」(97%)、「影響を与えない」(3%)という結果に。
  2. こんなところも!? 「入室した時の姿勢」に要注意!
    • 新卒採用の面接時、「見た目」に影響のある要素は「表情」(63%)、「座り姿勢」(56%)、「服装」(45%)。続いて「入室した時の姿勢」(43%)
  3. 姿勢は評価に99%影響する! 姿勢を良くして、礼儀正しく、コミュニケーション能力の高い自分をアピール!
    • 面接時、就活生に対する「姿勢」(身体)は評価に影響するか聞いたところ、面接官の約99%が「影響する」と回答。
    • 姿勢が良い就活生を見ると感じる事TOP3は「礼儀正しそう」(62%)、「素直そう」(46%)、「協調性がありそう」(38%)。続いて「コミュニケーション能力が高そう」(37%)という結果に。
  4. そこまで見てる!? 面接官の96%が面接中の崩れた姿勢が気になる。「だらしがない」との印象に。
    • 面接時、就活生の姿勢が崩れた瞬間が気になるかどうかを聞いたところ、「気になる」(96%)、「気にならない」(4%)という結果に。
    • 面接時、姿勢が崩れた瞬間を見た時に、どのような印象を持つか聞いたところ「だらしがない」(57%)、「ストレスに弱そう」(48%)、「規律をみだしそう」(39%)という結果に。

【女子大学生への実験結果】

  1. 面接中に崩れない、美しい姿勢を保ち、良い印象を与えるカギは普段からの"歩き方"!!
    • グループ面接で、20分経過した時点での姿勢の維持率は、歩行姿勢が良い人が80%だったのに対し、歩行姿勢が悪い人は46.7%。歩行姿勢が良い人は、グループ面接時など長時間同じ姿勢で座る必要がある場合でも、キレイな姿勢を維持できるという結果となりました。

1. 本音をいうと「見た目」は大事!? 面接官の97%が回答

新卒採用の面接官に、「見た目」は就活生の第一印象に影響を与えるか聞いたところ、「影響を与える」(97%)、「影響を与えない」(3%)という結果となりました。新卒の面接では、見た目は重要であるということが明らかになりました。

Q:「見た目」は就活生の第一印象に影響を与えますか?(SA)

「影響を与える」(97%)、「影響を与えない」(3%)

2. こんなところも「見た目」に評価!?「入室した時の姿勢」にも気をつけよう

新卒採用の面接官に、「見た目」に影響のある要素を聞いたところ、1位「表情」(63%)、2位「座り姿勢」(56%)、3位「服装」(45%)。続いて「入室した時の姿勢」(43%)が挙がりました。面接官は、就活生が入室した時から評価をしているようです。

Q:「見た目」に影響のある要素は何だと思いますか?(3つ回答)

、1位「表情」(63%)、2位「座り姿勢」(56%)、3位「服装」(45%)。続いて「入室した時の姿勢」(43%)

3. 姿勢を良くして、礼儀正しく、コミュニケーション能力の高い自分をアピール!

新卒採用の面接官に、就活生の「姿勢」(身体)は評価に影響するか聞いたところ、「影響する」(99%)、「影響しない」(1%)との結果になりました。姿勢は大切な評価ポイントの一つであることがわかりました。

Q:新卒採用の面接時、その就活生に対する「姿勢」(身体)は 評価に影響すると思いますか? (SA)

「影響する」(99%)、「影響しない」(1%)

新卒採用の面接官に、面接時、姿勢が良い就活生を見るとどのような印象を持つか聞いたところ、1位「礼儀正しそう」(62%)、2位「素直そう」(46%)、3位「協調性がありそう」(38%)。続いて「コミュニケーション能力が高そう」(37%)という結果になりました。企業が採用したい要素1位(*)である「コミュニケーション能力」も姿勢を良くすることで、印象として残るようです。
*日本経済団体連合会 「新卒採用に関するアンケート調査」より

Q:新卒採用の面接時、姿勢が良い就活生を見るとどのような印象を持ちますか?(3つ回答)

1位「礼儀正しそう」(62%)、2位「素直そう」(46%)、3位「協調性がありそう」(38%)。続いて「コミュニケーション能力が高そう」(37%)

4. 意外!? 面接官の96%が面接中の崩れた姿勢が気になる。

新卒採用の面接官に、就活生の姿勢が崩れた瞬間が気になるか聞いたところ、「気になる」(96%)、「気にならない」(4%)という結果に。面接時において、崩れた姿勢は不利となるようです。

Q:新卒採用の面接時、就活生の姿勢が崩れた瞬間が気になりますか?(SA)

「気になる」(96%)、「気にならない」(4%)

5. 崩れた姿勢はマイナス評価!
「だらしがない」、「ストレスに弱そう」、「規律をみだしそう」との印象に。

新卒採用の面接官に、面接時、就活生の姿勢が崩れた瞬間を見た時に、どのような印象を持つか聞いたところ、1位「だらしがない」(57%)、2位「ストレスに弱そう」(48%)、3位「規律をみだしそう」(39%)との結果になりました。崩れた姿勢はマイナスイメージを持たれてしまうようです。

Q:新卒採用の面接時、就活生の姿勢が崩れた瞬間を見た時、どのような印象を持ちますか?(3つ回答)

1位「だらしがない」(57%)、2位「ストレスに弱そう」(48%)、3位「規律をみだしそう」(39%)

6. 面接中崩れない姿勢を保ち、良い印象を与えるのは普段からの"歩き方"!!

女子大学生20名に、30分間のグループ面接時での姿勢の維持と歩行姿勢に関する実験を実施しました。
一番差異が見られたのは面接開始20分後で、姿勢維持率は歩行姿勢が良い人(歩行姿勢高得点者)の80%に対し、歩行姿勢が悪い人(歩行姿勢低得点者)は46.7%との結果でした。普段からキレイな歩き方をしている人ほど、長時間の面接中に姿勢を維持できるという結果となりました。

着席直後
20分後

*スーツ提供:はるやま商事

グループ面接時の、歩行姿勢高得点者と低得点者の姿勢維持率の比較

※オムロン 歩行姿勢計「ウォークスキャン」で事前に歩行姿勢を測定し、高得点者/低得点者を分類
※「ウォークスキャン」では「腰の位置」「足の運び」「歩行バランス」を「美しい歩き方」の3つの定義とし、「歩行姿勢判定アルゴリズム」により総合的に判定。当実験では、「ペンギン型」「アヒル型」「フラミンゴ型」のタイプ判定のうち、「フラミンゴ型」を高得点と定義しています。

就活専門家 / 笹川 祐子先生コメント:

調査から、姿勢が見た目の印象に大きく影響を与えることがわかりました。姿勢が良いことで与えられる印象として「コミュニケーション能力」「協調性」がランクインしていますが、これは企業が求める人材・能力にも当てはまります。また、今回の調査では、キレイな歩き方をしている人ほど面接中の姿勢を維持できることもわかりました。歩き方がキレイだということは、身体の芯(重心)がしっかりして、見られる意識がきちんとあるということで、座り姿勢の維持も長くできるのでしょう。面接時は正面の面接官以外にも、横や後ろにいる会社の方も見ていらっしゃるということを忘れないようにすることが重要です。維持する力はすぐにはつきません。日頃から歩く姿勢に気を配ることが大事ですね。

笹川祐子(ササガワ・ユウコ)先生
就活専門家・株式会社イマジンプラス代表取締役社長。1997年創業。セールスプロモーションの人材教育、総合人材サービス、人材派遣、教育事業を全国展開で経営。売れる販売員、若い人材育成を通して日本の将来を支える、元気な人材輩出企業を目指している。2012年、教育事業の子会社、株式会社イマジンネクストを設立。代表取締役に就任。

【調査概要】

調査名: 姿勢が採用面接時に与える影響に関する調査
調査主体: オムロン ヘルスケア株式会社、株式会社ワコール
調査方法: インターネット調査(調査委託:株式会社マイナビ)
調査実施期間: 2014年2月3日(月)~6日(木)
対象者: 新卒採用の人事担当者 20代~50代 男/女 109人(全国)

【実験概要】

実験内容: 歩行姿勢が良い人と悪い人の時間経過に伴う姿勢維持率の差異
実施主体: オムロン ヘルスケア株式会社、株式会社ワコール
実験場所: オムロン ヘルスケア株式会社 東京オフィス
実験日: 2014年1月29日(水)
実験対象者: 女子大学生20名
実験手法:
  • オムロン 「歩行姿勢計 ウォークスキャン」で対象者の歩行姿勢を測定
  • 歩行姿勢の測定結果に応じて、高得点者1名、低得点者3名の計4名を1グループに、合計5グループで実施
  • グループ面接形式で各グループに30分間の模擬面接を受けてもらう
  • グループ面接時では、対象者へ質問を投げかけ、その対象者はプロジェクターに映しだされている用意された原稿を読む
計測手法:
  • グループ面接で、着席し、安定姿勢に入った時点を「着席時」とする
  • 「着席時」の対象者の頭の位置に目印となる線を引く
  • その後「着席時」から5分毎に、「着席時」の線の位置から2cm以上頭の位置が落ちた場合は、姿勢を維持できていないと評価する
実験協力: 株式会社マイナビ(対象者のリクルーティング)
はるやま商事株式会社(スーツ提供)

「女姿力向上プロジェクトについて」

「女姿力向上プロジェクト」は女性本来の美しさを引き出すために、"美"や"健康"の原点である"歩き方"がもつ力を日本中の女性に広めていくべく、オムロン ヘルスケア株式会社と株式会社ワコールが立ち上げた取り組みです。
近年、美容・健康に対する意識が高まる一方で、意外と自分の"姿勢"を意識・ケアできていない女性が多く、本来女性がもつ美しさを最大限に引き出せていないともいえます。
"姿勢"をキレイにすることは、美容面、健康面、メンタル面に及ぼす影響も大きいと考えられ、その中でも"歩き方"を意識・改善することで、姿勢を支える腰まわりの筋肉が鍛えられ、キレイな"姿勢"が手に入れられるといわれています。
「女姿力向上プロジェクト」は、学識者・有識者の方々にご協力いただき、女性のさまざまな悩みを取り上げ、より広い情報提供を積極的に行っていきます。