ニュースリリース

「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指して 血圧変動から、疾病リスクを把握し、予防する新たな取り組みを開始

-取り組み実現に向けた第一歩として開発中の血圧計を2016 International CESで展示-
経営/事業

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)は、2016年1月6日から9日まで、米国・ラスベガス市で開催される世界最大の家電ショー「2016 International CES」に出展します。

当社ブースでは、血圧計などの循環器事業分野で掲げる新コンセプト「脳・心血管疾患の発症ゼロ」が目指す姿と、その実現のために開発中の血圧計を参考展示します。

世界一の長寿国と呼ばれる日本の「平均寿命」は男女ともに80歳台に達しており、過去最高を更新し続けています。一方で、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を意味する「平均健康寿命」は男女ともに70歳台と、寿命と健康寿命の間には10年近い隔たりがあることが社会課題となっています。
日本人の死因は、1位のがんに続き、2位は心筋梗塞や狭心症などの「心疾患」、3位は脳梗塞や脳出血などの「脳血管疾患」となっています。
2位・3位の「脳・心血管疾患」に共通する原因として挙げられるのが「高血圧」です。

オムロン ヘルスケアは、「地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに、家庭での健康管理が身近に、簡単に、また医療現場の検査・診断が簡単に、安全になるような商品やサービスを創造してきました。「血圧は病院で測るもの」が常識だった時代には、家庭での血圧測定を提案し、新たな文化を根付かせました。しかし、未だ高血圧に起因する、脳・心血管疾患が死因としても上位を占めるとともに、死に直結しなくとも、発症すると寝たきりや言語障害などが残り、健康寿命に大きな影響を与えているという現状を前に、私たちは次なる挑戦「脳・心血管疾患の発症ゼロ」に取り組みます。

脳・心血管疾患の発症には、夜間の高血圧や、急激な血圧上昇が大きく影響すると指摘されています。そこで、当社では血圧測定の頻度をあげ、一人ひとりの血圧変動の傾向を知り、疾病リスクを把握することが必要だと考え、その第一歩として、血圧測定をさらに身近に、またさらに簡便に行うための新しい血圧計を開発しました。

装着から測定までをスムーズに行える、本体とカフ(腕帯)が一体となった、本体カフ一体型の上腕式血圧計と、コンパクトなデザインで、場所を選ばず、いつでも血圧が測れる超小型手首式血圧計の2機種を、CESにて参考展示します。
そして、今後も、新たな製品やサービスの開発を一層加速・推進し、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指したチャレンジを続けていきます。

参考展示商品

■本体・カフ一体型上腕式血圧計
本体とカフが一体型で、装着から測定までスムーズに行うことができます。通信機能付きで、スマートフォンにデータを送り、アプリ上で簡単に血圧管理が行えます。

■超小型手首式血圧計
コンパクトなデザインで、場所を選ばずいつでも血圧が測れます。本体には服薬状況などを記録する機能も搭載。また、歩数や睡眠の質も計測します。通信機能付きで、スマートフォンにデータを送り、アプリ上で簡単に血圧管理が行えます。

※ 製品情報:2015年12月時点。医薬品医療機器法未承認製品のため、販売・授与はできません。

2016 International CES 出展概要

開催日時: 2016年1月6日(水)~9日(土)
開催場所: 米国ネバダ州ラスベガス市

オムロン ヘルスケア出展会場

Tech West
Sands Expo/The Venetian (Sands/Venetian), The Palazzo, Wynn Las Vegas and Encore at Wynn (Wynn/Encore)
オムロン ヘルスケアブース位置:
Sands, Halls A-C - #73327(Health & Wellness Marketplace)