オムロン ヘルスケア 史上最大規模の血圧測定キャンペーンを支援
2017年5月1日、英国ロンドン ― オムロン ヘルスケア(本社:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)は、国際高血圧学会(ISH)および世界高血圧リーグ(WHL)に10,750台以上の血圧計を寄贈しました。これらの血圧計は、両機関が2017年5月の1か月間、世界約100か国で実施する数百万人の患者の血圧測定プログラムに利用されます。これは、1か月間の測定件数としては、過去に例を見ない史上最大規模の血圧測定イベントになる見込みです。(1)
高血圧は、世界の死因リスク(2)および疾病の発症要因(3)の第1位となっており、その影響の大きさは、増加しつつある冠状動脈不全、脳卒中、腎臓疾患の発症数を見ても明らかです。現在、世界中で1年に約940万人が高血圧に起因する病気で亡くなっており(4)今後、世界の人口増加と高齢化が進むことで、この数は一層増えていくことが見込まれています。また、高血圧の主な要因は、肥満、アルコールや塩分の過剰摂取、運動不足など環境要因によるものであることが明らかになっています。(5)
オムロン ヘルスケアは、血圧計を中心に健康・医療機器を提供する循環器ビジネスのリーディングカンパニーとして、患者や一般消費者、医療関係者に向けて機器やサービスだけでなく、啓発・支援活動を行うことで生活の質(QOL)の向上し、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」という事業ビジョンを掲げています。、このビジョンの実現に向けて、医療関係者と連携して、新しい技術、製品、サービスの開発に取り組んきました。こうした取り組みの一環として、医学界とのパートナーシップのモデルとなりうる、今回の血圧測定プログラムへの支援を決定しました。 ISHの活動を支援することで、高血圧に対する認識を高め、QOLの向上に大きな貢献を果たすことができます。今回の血圧計寄贈について、ISH理事長の Neil Poulter氏は、「今回の支援は、世界各地の血圧測定希望者にとってまさに待ち望んでいた支援」と述べ、Omron Healthcare EuropeのCEO Andre van Gils は、「今回、5月の血圧測定月間の取り組みを支援できたことを誇りに思います。高血圧は放置すると深刻な状態を引き起こしかねない病気であり、その認識を高めることが世界中の人々の健康増進につながるはずです」と語っています。
参考文献
- ISH / WHL 推計(2017年3月)
- 胆嚢疾患2013 リスク因子コラボレータ、Lancet 2015;386:2287-323
- Lim et al. Lancet. 2012;380:2224-60
- http://www.who.int/features/qa/82/en/
- Poulter et al. Lancet. 2015;386:801-12
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