プロ・実業団アスリート

自分の身体と対話してベストコンディションを保つ(前編)(1 ⁄ 3)

Leo Vendram
Basketball

目次

延岡学園高校で「高校3冠」を達成し、東海大学進学後は4年連続インカレ決勝進出に貢献したベンドラメ礼生選手。日立サンロッカーズ東京・渋谷(現サンロッカーズ渋谷)でプロデビューを果たすとB.LEAGUE初代最優秀新人賞を受賞し、日本代表として数々の国際大会に出場しました。常にハイパフォーマンスが求められるトッププロ、ベンドラメ選手にベストコンディションを保つ秘訣を伺いました。

プロ選手として、ケアの大切さを学ぶ

ベンドラメ選手のポジションはポイントガード(PG)。チームメイトの特長を把握しながら、チームが目指すオフェンスを組み立てていく司令塔の役割を担います。絶妙なアシストパスを出すだけではなく、ベンドラメ選手が得意とするのが自らゴールへ切れ込んで行くドライブイン。そこで待ち構えているのが屈強な外国籍選手です。
「B.LEAGUEでは2メートルを超える外国籍選手たちが相手となり、空中でぶつかったら吹っ飛ばされてしまうことも。即、ケガに結び付くので、空中でぶつかっても身体の軸がぶれないよう、しっかり重心を保てるようなトレーニングが必要です」
オフェンスだけではありません。ディフェンスでは果敢にルーズボールに飛び込むベンドラメ選手ですから、そこでも強烈な接触プレーが生まれます。
「吹っと飛ばされるかもしれないけど、そこでうまく受け身が取れるかどうか。そのためにも身体の軸がぶれないようにするための体幹トレーニングは欠かせませんし、重視して取り組んでいます」
バスケットボールはシュートに跳んだり、ディフェンスで守ったり、前後左右に素早く動かなければなりません。瞬時に変わる状況に対応しながら、さまざまなに動きが求められます。
「プレーの瞬間は身体の軸がブレてしまうことがあります。そこをいかに早く戻せるかは、体幹の強さがとても重要で特にバスケットではそれが求められます。細身の選手もいますが、みんな体幹はしっかりしている。体幹や身体の軸さえブレなければ、強く当たられたとしてもシュートの姿勢を崩さずにプレーできますから、最後まで(シュートに行くまで)耐えられる筋力は必要だと思います」

SHARE

Back