小学生時代にアメリカチームに快勝
生まれ育ったのは、米軍基地が身近にある沖縄県中頭郡北谷町。父は野球、母はソフトボールを経験していたこともあり、幼い頃からキャッチボールで遊んだ思い出が残っています。地元の浜川小学校に入学したときは野球部に入りたかったものの、女子選手が一人しかいなかったので、入部を断念。そこから2人の姉の影響でバスケットボールを始めるようになります。大きなバスケットボールを抱えて、泣きながら練習に通っていました。
「結構、きつかったんですよ。毎週火曜日はマラソン。小学生ながら3kmくらいは走っていたかな。それでも、2年生の途中でAチームに入れてもらえるようになり、バスケットボールが楽しくなってきました」
小学校のミニバスケットボール時代には、米軍基地内の大会にも参加。楽しかった当時を振り返ると、思わず笑みが漏れます。
「米軍基地内のチームとの試合は、いつも私たちが快勝していました。それこそ、同世代の海外選手たちが『もう試合をしたくない』と話していたくらいです(笑)。いま思えば、小学生の頃に海外選手たちと試合をする機会があったのは大きかったと思います。海外を意識するきっかけになったのかもしれません」