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リカバリーケアを支えにインカレ優勝を目指す(2 ⁄ 3)

Senshu University Basketball Club
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練習前の低周波治療器の使用で身体の感覚が変わる

ケガをしているときこそ、身体のケアはより重要になってきます。
工藤選手は「昨年にヘルニアの一歩手前の状態まで腰を痛めてしまい、満足に練習できない時期が何ヶ月かあった」と話します。

「足首をひねったときに無理にプレーを続けた結果、腰にも負担が溜まり、そのような状態になりました。治療ではトレーナーの方々に協力してもらい、低周波治療器を使ったほか、腹筋を中心とした筋力強化にもつとめました。僕はもともと腰が反り気味で、腹筋を強化すればその状態も改善できるということで、治療の一環として筋力強化も行いました」(工藤選手)

このようにケガをした際も、トレーナーの指導のもとで早期回復や再発予防に務められる点は、高校時代から大きく変わったポイントだといいます。

「高校の時はケガしてもチームではある程度の処置しかできず、どんな治療を行うかの判断をする際も、自分の知識しか頼れるものがありませんでした。今は専門的なスタッフがいるので、ケガをしたときの対処やリハビリ中は非常に助かっています」(工藤選手)

トレーナーの指導下で取り組むリカバリーケアの手段の一つには、低周波治療器があります。2人とも本格的に使うようになったのは大学に入ってからだそう。

「高校生のころは病院や整骨院に行ったときに少し使った程度でした。今はチームに有線のものと無線のものが複数台あり、はじめて使ったときは『こんなに気軽に日常のリカバリーケアで使えるものなのか』と驚いたのを覚えています」(工藤選手)

では2人は、どんな形で低周波治療器を使っているのでしょうか。

「僕はまず、練習前に身体をほぐす目的で使っています。使う部位は痛めた経験のある腰が中心です。20分ほど低周波治療器をあててから、ストレッチポール等も使って全身をほぐし、そこから練習に入るのがルーティンになっています。練習前に少し時間をとる必要はありますが、こうしたケアをしておくだけで練習中の身体の感覚が良くなるんですよね。練習後はリラックスしながら30分~40分ほど使うことが多いです」(工藤選手)

「僕は主に練習後に使っています。疲労が溜まりやすい腰や膝の周辺に使うことが多く、時間は30分程度です。使っている最中も心地よさがありますし、使用後も身体がラクになる感覚があるんですよね」(スティーブ選手)

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