プロ・実業団アスリート

ケアは習慣化することが大切(1 ⁄ 3)

Seiya Konishi
Basketball

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プロバスケットボール選手は過密日程で試合をこなすなか、どのようなリカバリーケアを行い、いかにしてコンディションを整えているのか。男子Bリーグ1部に所属する京都ハンナリーズの小西聖也選手に毎日のルーティンを聞きました。

低周波治療器は下半身全部位に使用

京都ハンナリーズの小西選手は昨季、大卒1年目のルーキーシーズンながら56試合に出場。22年10月から23年5月まで、長丁場のリーグ戦で欠場したのは、わずか4試合のみでした。試合を重ねるごとにプレータイムを伸ばし、シーズン終盤からは主力のポイントガードとして、攻守両面で活躍しました。目を引いたのは、地道な努力に裏打ちされた労を惜しまぬハードワークです。チームメイトの青木龍史選手も舌を巻くほどです。
「ディフェンスはチームで最も信頼されていますね。昨季は、誰よりも激しくプレッシャーをかけ、リバウンド、ルーズボールを全力で拾っていました。シーズンを通して、すごく成長したと思います」
プロバスケットボール選手は中2日の連戦もあれば、2日連続でコートに立つことも多い。当然、試合に向けて、毎日のように練習も行っています。ハードなスケジュールのなか、ケガなく戦い抜くためには、日頃のリカバリーケアは欠かせないと言います。運動量が豊富な小西選手は、特にでん部(お尻)、股関節に疲労がたまりやすく、念入りにケアしています。
「練習前後はトレーナーさんが個人用につくってくれたストレッチのメニューをこなし、温冷交代浴するのが日課です。自宅に戻ってからは筋肉のトリートメント、筋膜リリースも行っています」
昨季からはリカバリーケアの一環として、オムロンの低周波治療器も使用しています。太ももを打撲したときはトレーナーに使い方を教えてもらいマイクロカレントモード、普段の練習後はリカバリーモードを選択することが多いと言います。
「夜の空いた時間などにリラックスしながら使っています。使用する部位は、それこそ下半身すべてです。太ももの前と後ろ、ふくらはぎとたっぷりと時間をかけてケアしています。使用した翌朝は少し足が楽になったような感じがしたので、続けて使っています」

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