プロ・実業団アスリート

身体の調子はシュートの安定感につながる(1 ⁄ 3)

Ryuji Aoki
Basketball

目次

プロバスケットボール選手にとって、資本である身体のメンテナンスは重要な仕事の一つです。厳しくタフなシーズンを戦い抜くためにどのようなリカバリーケアで、コンディションを整えているのでしょうか。男子Bリーグ1部に所属する京都ハンナリーズの青木龍史選手に話を聞きました。

リカバリーケアの意識はチーム内で一番高い

プロ4シーズン目を迎える京都ハンナリーズの青木選手は昨季、チームに欠かせないシューティングガードとして53試合に出場。持ち味であるシュート精度の高さを生かし、167得点を記録しました。シューターとしての役割を果たし、新シーズンも活躍が期待されている選手です。オフコートでも後輩たちの模範になっているようです。2022-23シーズン、ルーキーとして活躍した小西聖也選手は、ストイックな先輩の背中からプロとしての姿勢を学んでいました。
「チーム内でもリカバリーケア、コンディショニングの意識は、一番高いと思います。参考にすべきところは多いです」
青木選手は全体練習が始まる1時間半前には体育館のコートに姿を見せ、準備運動を始めています。まずアクティベーションと呼ばれるウォーミングアップでお尻の筋肉に刺激を入れます。そこから、かつて故障したことがある肩の筋肉をゆっくりとほぐし、可動域を確認します。その都度、トレーナーとコミュニケーションを取りながら行っていると言います。
「自分では、よくわからない弱い(ケガしやすい)部分もあるので、トレーナーさんに聞きながらメニューをこなしています」

SHARE

Back