コンディションのバラツキをなくす
練習後は足底部(足の裏)、ふくらはぎ、四頭筋(太ももの前)、お尻回りの筋肉に疲労が蓄積しやすいと言います。なかでも、お尻の筋肉はジャンプ、ストップ、ディフェンスで低い姿勢、そのすべての動きに関係し、大きな負担がかかるため、重点的にケアしています。メンテナンス方法はさまざま。必ず行うのは温冷交代浴。あとは疲労の度合いで変わってきます。トレーナーにマッサージを施してもらうこともあれば、マッサージガンなどのセルフケアで済ませることもあります。そして、昨季からは新たなオプションが増えました。
「オムロンの低周波治療器を使っています。足首をひねったときにはマイクロカレントモード、足の裏、お尻の筋肉に疲れが溜まったときにはリカバリーモードを使用しています。使用した後は身体が軽くなり、動きやすいですね。大きなメリットは時間を有効に使えること。整体院に行きたくても行けないときに自宅でケアできるので重宝しています」
青木選手はコンディショニングに対する意識も高く、日々の食事メニューにも気を遣っています。炭水化物、タンパク質、ビタミンをバランス良く摂取できるように自炊することも多いそうです。規則正しい生活リズムで食事を取り、睡眠は8時間。毎日、同じペースで過ごすことに意味があるのです。
「日ごとにコンディションのバラツキがあると、シュートもぶれてしまいます。常に高い確率で点を決めることが求められているので、身体の調子が安定するように気をつけています」
これがシューターとして生きるプロのこだわりです。