試合後に重宝する低周波治療器
始まりがあれば、終わりもあります。全体練習が終了すると、すぐに身体のリカバリーケアを行います。まずアイスバスに浸かるのは、チームの決まりごと。氷が入った冷水に1分、そして温水に3分。冷やして、温めることを繰り返す温冷交代浴です。そして、違和感のある部位があれば、個人的にトレーナーに相談します。盛實選手の場合、主にふくらはぎに疲労が蓄積しやすく、セルフケアは欠かしません。ストレッチを行った後、マッサージガン、フォームローラーを使用し、約15分程度は筋肉をほぐします。帰宅してからも入浴後には再びストレッチ。時間にすると、短いかもしれませんが、継続して続けることに意味があります。
「プロバスケットボール選手である以上、シーズンが始まれば、毎週のように試合があり、コートの上では自分より大きな選手とも身体をぶつけ合います。そのような厳しい環境で1年間、戦い抜くためには毎日のリカバリーケアは必要不可欠です」
長丁場のリーグ戦では各地に出向いて、試合を行いますが、リカバリーケアのルーティンは変わりません。遠征先にもセルフケアのセットは持参します。中でも盛實選手が重宝しているのが、昨季から使い始めたオムロンの低周波治療器。利点は、コンパクトで持ち運びに適しているところ。疲労がたまりやすいふくらはぎの部位に加え、太ももの打撲を負うことも多く、シャワーを浴びたあとにセルフケアをしているそうです。
「チームトレーナーの人数は限られているので、すぐに対応できないときは、低周波治療器を使っています。設定はリカバリーモードが多いですね。筋肉に刺激が入っているような感じがするので気に入っています。使用したあとは、楽になった感じがするので」
10月から始まる新シーズンでもリカバリーケアのルーティンの一つとして、低周波治療器を使う予定だと言います。2023-24シーズンは指導体制が刷新され、リスタートとなります。まず目指すのは、2020-21シーズン以来となるチャンピオンシップ進出。ルカ・パヴィチェヴィッチ新ヘッドコーチの求めることをコートで表現し、勝利に貢献することを誓っていました。
<団体紹介>
サンロッカーズ渋谷
ホームタウンは渋谷区、青山学院大学青山学院記念館をホームアリーナとして活動しています。2000年に前身となる2つのクラブが統合し「サンロッカーズ」が誕生しました。2020年令和初の天皇杯優勝を果たし、2015年以来5年ぶり2度目の日本一となりました。
公式ホームページ:https://www.sunrockers.jp/

盛實 海翔さん
ポジション:SG(シューティングガード)
生年月日:1997年8月26日
身長/体重:187cm/83kg