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中高生でもデイリールーティンが大事(2 ⁄ 3)

Dusan Gvozdic
Basketball

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バスケットボールでは、特にヒザ、足首はケアが重要

高度情報化社会の昨今、インターネットで検索すれば、誰でも最先端のトレーニング方法を知ることができます。若年層であっても、スマートフォンからすぐにアクセスできる時代になりました。ただ、その情報は玉石混交。だからこそ、グヴォズディッチACは、専門的な知識を持った指導者のアドバイスを仰ぐことの必要性を説いていました。
「可能であれば、フィジカルの分野に特化した専門のコーチからの適切なアドバイス、指導を受けたほうがいいでしょう。どれだけ良いトレーニングであったとしても、やり方を間違えてしまえば、思うような成果を得ることはできません。ケガにつながる可能性もあります」
焦りと無理は禁物。身体の成長速度には個人差があります。早い段階で身体ができるあがる人ばかりではありません。28年に及ぶ指導キャリアのなかで多くの選手たちを見てきたコーチが重要視するのは、日々の積み重ねです。
「日々のルーティンをつくり、崩さないこと。練習は入念な準備から始まります。ハードなトレーニグをすれば、身体のケアもしなければいけない。身体をつくるためには良い食事を取り、疲労を抜くためにきっちり睡眠も取ること。プロアスリートは1日の決まった流れがとても重要です。中高生であっても、デイリールーティンは大事だと思います」
身体のメンテナンスは、中高年代から学ばないといけないと言います。意識を植え付けるのは、指導者の仕事です。スポーツ科学は日進月歩で情報が更新されており、コーチ自身も学ぶことが大事になってきます。時代に応じて、リカバリーケアの方法も大きく変化してきました。
「私が指導者になったばかりの1990年代後半は患部を冷やすばかりでしたが、いまはケア用品もいろいろとそろっています。現在、私自身も使用しているオムロンの低周波治療器もその一つです。バスケットボールは特にヒザ、足首にダメージを負いやすいので、ケアが必要です」

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