手首の関節のケアには気をつかう
日が沈む前に練習を終えると、大学の寮に戻って食事を取ります。そして、入浴後のリカバリーケアは欠かしません。安藤選手は手首を痛めやすく、練習前には負担を軽減するためにテーピングで固定。練習後にはストレッチ、セルフマッサージ、アイシングで念入りにケアしています。
「もともと関節が強くないのかなと。気を使っている部位です」
さらに手首の関節につながっている筋肉をしっかりほぐし、肩、背中、下半身のストレッチも行っていきます。ケアに要する時間は20分程度。南ミシシッピ大学に入学後、アスレチックトレーナーの指導を受けるようになり、習慣化したと言います。思っている以上にカラダは繊細です。安藤選手は高校時代に手首の負傷を防ぐために独学でトレーニングを行い、失敗したこともありました。思わぬところで怪我を招く可能性もあります。専門家に聞ける環境があれば、迷わずに相談したほうがいいのかもしれません。安藤選手は右手首に目を落としながら、何度か首をひねっていました。
「右手首を痛めるのは癖になっているんですかね」