リカバリーモードで関節パッドを使用
手首の関節痛に悩まされるなか、大学3年時にあらたなリカバリーケア用品として取り入れたのが、オムロンの低周波治療器でした。入浴後、カラダを温めて、血行が良くなっている状態で使用することが多いと言います。
「週4回は練習後に使っています。私の場合、『Recovery1』のモードを選択し、数値レベルを最大の『20』に合わせています。使用部位が関節なので、小さいパッドを使っています」
すぐに効果は実感できなかったものの、毎日のように使用していると、1、2週間後くらいで変化が出てきたように感じます。疲労が抜けやすくなったこともあるのかもしれません。
「使っていると、いつの間にかに手首の痛み、違和感が消えている感じでした。コンパクトなサイズなので持ち運びができるのもいいな、と思いました」
今後は遠征先にも持っていく予定だという。アメリカの大学ゴルフは9月上旬に始まり、11月上旬が秋シーズン、年をまたいで2月から6月までが春シーズン。試合は全米各地で行われ、移動は飛行機を利用することも多いです。いざ試合になると、慌ただしく動き回ります。1日目は朝8時からスタートし、2ラウンド36ホール。2日目は1ラウンド18ホール。1日中、コースを歩き回る疲労度は、想像に難くありません。
「1日に2ラウンドを回ると、さすがにぐったりします。リカバリーケアは欠かせないです」
ゴルフは生涯スポーツと言われますが、怪我と無縁のスポーツではありません。知らないところで疲労が蓄積することもあります。日々、練習に精を出す安藤選手も言います。
「無理に振り過ぎないことは大事です。自分に合ったリズムで練習するほうがいいのかなと。道具選びも重要です。自分に適したクラブで、正しいスイングをすることが怪我防止にもつながると思います。スイングは専門家の人にチェックしてもらうか、スクールで習うことをおすすめしたいです」
<プロフィール紹介>

安藤 百香さん
埼玉栄高校→南ミシシッピ大学