自分の身体を理解し規則正しい生活習慣を心がける
月経という女性特有の身体の変化に対して上手に向き合うために一番必要なことは、自分自身の体調をしっかりと理解すること。普段から基礎体温を測ることを習慣づけたり、月経周期を管理するアプリなどを活用したり、感覚だけでなくきちんと記録することで、自身の体調の変化を理解しやすくなり心の準備もできます。宇野さんも数年前からアプリを活用し体調管理をするようになり、自身のPMSとも向き合えるようになったと言います。「愛知県の実業団チームに所属していた時は、フルタイムでの仕事と競技の両立、それに体調管理が何より大変でした。今は、食事はもちろん、睡眠もしっかりととれるようになりましたし、体調も変化してきています。」プロのアスリートでもある宇野さんもそれを実感しているそうです。
「私の場合、PMS症状の対策として生活習慣を見直すようにしています。自分自身はもちろん、周りも理解を深めることで、アスリートとしてもより高いパフォーマンスを出せる環境を整えられると思います。」と宇野さん。近年、PMSの症状に悩まされる女性も増えてきたと言われています。特にアスリートは、婦人体温計などを活用し、宇野さんのように日頃から自身の体調と向き合い、うまく付き合うことが高いパフォーマンスの発揮につながります。トレーニング以外のコンディショニング管理が勝負の分かれ目になるかもしれません。
<団体紹介>
オムロン ピンディーズ
オムロングループでは、「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」を社憲に掲げ、地域文化の発展や明るい社会づくりへの貢献活動の一つとして、1974年にハンドボールチームを大洋デパートから受け継ぎました。日本ハンドボールリーグには1976年の第1回大会から出場し、最多となる17回の優勝を誇ります。本拠地は熊本県山鹿市で「更に進化し続けるオムロン」をテーマとし、活動しています。

宇野 史織さん
ハンドボール歴:15年目
チーム加入年:2022年
ポジション:PV(ピボット)…相手のディフェンス内に入り込んでポジションを作る役割
チーム加入年:2022年
ポジション:PV(ピボット)…相手のディフェンス内に入り込んでポジションを作る役割