女性アスリート

ハンドボール選手の強化すべきポイントと有効なリカバリーケアとは(3 ⁄ 3)

OMRON Pindys
Handball

目次

自身の身体を理解しセルフコンディショニングができるよう意識改革を

堀さんが専属トレーナーとして、日々選手たちに寄り添い、サポートする中で大切にしていることは、選手たちとしっかりコミュニケーションをとること。「トレーニングの知識や経験はありますが、競技の経験がないので、実際に選手がプレー中にどういったことを感じているかなどをヒアリングするようにしています。」それがトレーニングのヒントになることもあるそうです。今季、ピンディーズの強化ポイントに掲げているのは、選手各自がセルフコンディショニングを行うこと。「まずは自分の身体をきちんと理解することが重要です。昨日より今日の方が股関節の動きが悪い、足が張っているなど自分の身体の変化に気づけるようになれば、どこをどのようにリカバリーケアすれば良いかがわかるようになります。プロのアスリートは、自分の身体を知ってコントロールすることがとても大切です。最終的にプレーするのは選手自身、だからこそ選手が自分の身体をコントロールできるようサポートするのも、トレーナーの仕事だと考えています。」プロのアスリートとして長く競技を続けている人ほど、このセルフコンディショニングを徹底しているのも事実。常にベストな状態を保つためにも、鍛えるだけでなくしっかりとしたリカバリーケアを行うことが大切なのです。

<団体紹介>

オムロン ピンディーズ

オムロングループでは、「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」を社憲に掲げ、地域文化の発展や明るい社会づくりへの貢献活動の一つとして、1974年にハンドボールチームを大洋デパートから受け継ぎました。日本ハンドボールリーグには1976年の第1回大会から出場し、最多となる17回の優勝を誇ります。本拠地は熊本県山鹿市で「更に進化し続けるオムロン」をテーマとし、活動しています。

堀 幸奈さん

【現職】
株式会社T-FUNCTION アスレティックトレーナー
オムロンハンドボール部トレーナー

【資格】
JSPO-AT
NASM-PES

【経歴】
東海大学ハンドボール部 トレーナー
VamoS秦野バスケットボールクラブ トレーナー
Gravis ダンスチーム Regina トレーナー

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