身体の鍛錬、そしてリカバリーケア
茨木海斗さんがリカバリーケアの重要さを改めて認識したのは、試合での負傷がきっかけでした。
「大会に出場して肩を痛めてしまったことがあって、その時に、チームで所有していた低周波治療器を初めて使ってケアを行いました。身体を痛めてしまった時は、リカバリーケアをしっかりしないと翌日に響いて練習を続けられなくなってしまう。そのことを、ケガの経験を通して痛感しました」(茨木さん)
茨木さんは、ふくらはぎや足首、背中や肩の部位を中心にリカバリーケアを行っています。スクラムを組むことが多いポジションなので、足腰だけでなく、背中や肩に負荷がかかることが多いのだそう。低周波治療器は、異なる部位を同時にケアできる点でも重宝していると話します。
「二つのパッドを使って、肩と足首とか、両足のふくらはぎなどを同時にリカバリーケアできる。背中や腰といったセルフケアしづらい部位もパッドさえ貼ればケアできるも便利ですね」(茨木さん)
茨木さんは「整骨院に行って治療を受けた後に、低周波治療器を使う」というようなリカバリーケアの仕方も実践していると語ります。
身体を鍛錬し、リカバリーケアにも注力しながら、東福岡高校ラグビー部は、高校ラグビーの頂点を目指しています。
「東福岡は〈花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)〉でここ5年間、ずっとベスト4で敗退しています。決勝に進み、優勝すること。そこが今の一番の目標です」(大川さん)
「去年、一昨年と自分の兄が〈花園〉に出場したのですが、どちらも準決勝で負けています。個人的に、兄を超える、兄ができなかったことをするという意味でも優勝が目標です」(茨木さん)
<団体紹介>

東福岡高校ラグビーフットボール部
高校ラグビーを代表する名門校のひとつ。これまでに「全国高等学校ラグビーフットボール大会」で6回の優勝を成し遂げるなど、さまざまな大会で好成績を修めています。
公式ホームページ:http://cms.higashifukuoka.ed.jp/highschool/club/rugbyfootball

大川 虎拓郎さん
