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さまざまな世代が集う陸上クラブが注力しているリカバリーケア(2 ⁄ 3)

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選手として成長するにつれて、ケアもさらに重要になる

名嘉眞選手は200m走と400m走に取り組む高校生アスリート。小学生の頃から走ることが好きで、中学1年生の時に陸上クラブに参加しました。

「200m走も400m走も、前半に上げていったスピードを、後半ずっとキープします。そのスピードに乗っている時の感覚が楽しいです」(名嘉眞選手)

名嘉眞選手が熱を込めてそう語る短距離走の種目は全力で一気に駆け抜けるため、おのずと下半身に強い負担がかかります。だからこそリカバリーケアも大事になります。

「練習を続ける中で、下半身に疲労を溜めないように日頃から心がけています。ストレッチから始まって、氷水を張って足を冷やしたり、お風呂を長くしたり。リカバリーケアをしっかりしないと、伸びてくるものも伸びてこなかったりします。選手として成長できれば、それにつれてケアもさらに重要になってくると思います」(名嘉眞選手)

記録を向上させるために日々練習に励みつつ、その練習による身体の疲れを取り除かないと記録の向上もかなわない。名嘉眞選手はそう考えています。リカバリーケアのために、クラブが導入した低周波治療器も使い始めました。

「低周波治療器は、大会出場に向けたタイミングで使うことが多いです。大会のある週の練習メニューが終わった後や、冬のシーズンに練習の一環として記録会に参加する時。そういう時に低周波治療器で筋肉が張ったところをほぐします。合宿中は練習の前後だけでなく、寝る前にも使っていました。いろいろな合間の時間に活用できるのが良いですね」(名嘉眞選手)

高校生アスリートしては細身の方である名嘉眞選手の課題は、しっかりした身体をつくること。筋力をつけ、リカバリーケアにも配慮しながら、これからも自身の記録更新を目指して日々、練習を重ねます。

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