プロ・実業団アスリート

試合前に筋肉に刺激を入れる(2 ⁄ 3)

Miwako Osanai
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目次

ジャンパー膝とはうまく付き合っている

コンディショニングを整えるために自分に合った方法を見つけたのは、実業団5年目のシーズン。U-23女子日本代表に選出されたときのことでした。練習、試合を見ていたトレーナーから「筋肉をほぐす」よりも「刺激を入れる」アドバイスをもらったと言います。
「いざ取り入れてみると、以前よりも身体の切れが出るようになりました。それ以来、疲れているなかでも、刺激を入れるようにしています」
実業団4年目までは先輩たちの準備方法を見ながら、何となく取り組んでいましたが、トレーナーのアドバイス一つでガラリと変わったと言います。人によって身体の特徴が違えば、準備の仕方も変わってくることを実感しました。
練習後、試合後のリカバリーケアも同様です。疲労が溜まる部位も、選手によって人それぞれ。長内選手は高校時代から抱えている『ジャンパー膝』の影響で、太ももの前の筋肉、ふくらはぎが張りやすくなるそうです。
「膝は少し曲げても痛みがあるような状態が続いていますけど、もう慣れました。バレーボールをしている間は、完全に治ることはないのかなって。いかにうまく付き合っていくかどうかです。だからこそ、リカバリーケアも必要になってきます」
メンテナンスは痛みのある膝だけではなく、臀部から太もも、膝下のふくらはぎまでをケアすることが大事だと言います。
「ジャンパー膝と長く付き合っていくなかで気づいたこともあります。体はすべてつながっているので、他の部位も一緒に気遣わないといけません」

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