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“自転車のフィギュアスケート”BMXフラットランドで求められるケア(2 ⁄ 3)

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目次

軸足側に偏る負荷。疲労や痛みを軽減するケアが大切に

BMXフラットランドでは、身体のどのような部位に負荷がかかるのでしょうか。

「圧倒的に負荷が大きいのはトリックを行う時に体重が乗る軸足。僕の場合は左足ですね。この競技のトリックは軸足1本で身体を支えるものが非常に多いので、どうしても左側の筋肉は張りやすくなりますし、お尻や腰も左側に痛みが出やすいです」(鶴田さん)

「私も軸足が左足なので、足の左側に筋肉痛が出やすく、ストレッチも左側を重点的に行っています」(戸高さん)

そして鶴田さんのように競技歴が長くなってくると、強い痛みが出やすくなるとのこと。

「僕は20代後半から左側の腰に痛みが出るようになり、弟が先に通っていた整体を一緒に利用するようになりました。それで痛みがかなり和らいだので、今でも整体師さんには毎週ケアをお願いしています。また整骨院で腰のハイボルト(高電圧)療法をお願いしたこともありましたが、右側は何倍もパワーを上げないと痛みを感じないくらい状態が悪くなっていることも分かりました」(鶴田さん)

そんな中で鶴田さんは昨年から低周波治療器も使用をスタート。他のケアとは異なる効果を感じているそうです。

「左の腰をメインに、ふくらはぎにも痛みをケアするモードで使っています。筋肉の張りが取れている感覚がありますし、身体がより軽い感覚で自転車に乗れるようになりました。以前に使っていたマッサージガン以上に効いている感覚がありますね。整骨院に通わずに自宅でも気軽に使えるのもいいですし、全身をマッサージしてもらったときのように身体が緩みすぎないのも気に入っています」(鶴田さん)

戸高さんも低周波治療器を使用しているとのこと。

「私はジャンプする技がメインなので、特に負担のかかる足首、膝、太ももなどに使っています。使用時間は練習後の30分程度ですが、自宅までは車で40分ほどかかるので、帰りの車内で身体をケアできるのが凄く良いなと感じています。使い始めてからは筋肉の張りが和らいで、ライディングの感覚も良くなりましたね。また打撲した部位にも使ったことがありますが、痛みの引きは普段より早かった感覚がありました」(戸高さん)

アクロバティックな技の多いBMXフラットランドでは転倒などのリスクも付き物。練習する技によっては、必要に応じてすね当てや胸に付けるプロテクター、ヘルメットなども着用するそうですが、それでも擦り傷や打撲、足首をひねるなどのケガは避けられないことがあります。

「そうしたケガをしたときに、微弱な電流で治療ができるマイクロカレントモードがある低周波治療器は、やはり魅力に感じますね。なお転倒して手足が悪い形で着地した際も、手足に柔軟性があったほうが、やはりケガの程度が小さくなる可能性は高い。そのため常日頃からストレッチなどのケアを行っておくことは、やはりケガ予防にも大切だと感じます」(鶴田さん)

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