田中希実選手直伝!ケア方法
陸上競技界のトップ戦線で活躍する田中選手は、自らに言い聞かせるように話していました。セルフケアに目を向けることは、自分の身体を知り、ケガを未然に防ぐことにもつながります。低周波治療器の活用は、競技年代やレベルを問いません。中高生年代のアスリート、シニアの市民ランナーに向けても、自らの経験からアドバイスをくれました。
「疲労を感じる、痛みが出ている箇所に直接、パッドを当ててほぐすだけではなく、その部位の付け根、反対側の筋肉をケアすることも大事。知らず知らずのうちに一部の筋肉を使いすぎて、その部位をかばうようにして、他の場所に痛みが出ることもあります」
例えば、ランニング後にふくらはぎに疲労を感じたときは、アキレス腱の上と膝裏辺りにパットを当てて、試してみるのもいいでしょう。実際、セルフケアで『低周波治療器』を使用している田中選手は、あらためて言いました。
「いろいろなアスリートの方、市民ランナーの方にも体感してもらいたいですね。持ち運びも便利で、手軽で扱いやすいと思いますよ」
自宅でも、出先でも、運動する人の『お守り』になるかもしれません。
<プロフィール紹介>

田中 希実さん
1999年9月4日生まれ
兵庫県小野市出身の女子陸上競技選手。(専門種目は、800m、1500m、5000m、中距離走・長距離走)
中学校から陸上競技を始め、高校時代には全国大会で数々の入賞を果たし、U20世界選手権では3000mで金メダルを獲得。ジュニア世代をけん引する存在として活躍を続けた。女子1000m、1500m、2000m、3000m、5000mの日本記録保持者であり、2021年東京オリンピックでは日本人初の決勝進出を出場果たす。2023年にNew Balanceに所属。日本陸上競技界を代表するひとりとして、現在もグローバルで活躍するトップアスリート。