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選手キャリアを重ねてきた今、リカバリーに勉強熱心な理由(3 ⁄ 3)

Isileli Nakajima
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アスリートは20代から「リカバリー」にお金を使うべき

低周波治療器を自ら購入するなど、身体のリカバリーには勉強熱心な中島選手。ほかにもさまざまなリカバリーに関わる機器類を自宅で使用しているとのこと。

「僕は自宅に水風呂とサウナも作っていて、週末には必ず入ってリカバリーをしています。また、睡眠を計測する指輪型のデバイスも使っていて、7時間以上の睡眠をとることを意識しつつ、質のいい睡眠で疲れをとることを意識しています。プロの選手が高いレベルのパフォーマンスを試合で出すには、ハードで質の高いトレーニングが必要ですが、そのトレーニングを続けるためにこそ、リカバリーは必要だと思っています」

選手としてキャリアを重ね、年齢も30代半ばに差し掛かったことで、リカバリーへの意識もより高くなってきているとのこと。

「今でも身体は元気ですが、しっかりリカバリーをしてこそ、若い頃と変わらないパフォーマンスを出せると実感しています。ラグビー選手を続けるうえではリカバリーというのは本当に大切なことだと感じていますし、これは他のスポーツでも同じことだと思います」

過去のインタビューでは「僕のポジション(プロップ)は40歳までやれるからその歳まではやりたいですね」とも語っていた中島選手。スポーツに取り組む人や、若いアスリートに対しては、「早い時期からリカバリーの意識を高めておくと、選手としてより長く、よりよいパフォーマンスが出せると思います」と話してくれました。

「特にプロのアスリートは、20代の頃から遊びよりもリカバリーにお金を使うべきですね。若い頃に自分の身体に投資をすれば、選手として早くから高いパフォーマンスを上げることができるでしょうし、結果的にお金も使った以上にリカバリーできると思います(笑)」

<プロフィール紹介>

中島 イシレリさん

1989年7月9日生まれ
トンガ・ヴァイオラ出身

所属:コベルコ神戸スティーラーズ
身長/体重:186cm/123kg
ポジション:プロップ

生まれ育ったトンガでラグビーをはじめ、2008年に来日して流通経済大学に入学。2012年の卒業後にNECグリーンロケッツに加入し、2015年からはコベルコ神戸スティーラーズでプレー。2015年には日本に帰化し、2018年に日本代表初キャップを獲得。ラグビーワールドカップ2019でも日本代表としてプレーした。

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