ふくらはぎケアのコツとおすすめのパッドの貼り方(2 ⁄ 3)

Muscle Care
リカバリーケアのポイント

目次

2. リカバリーケア方法

ふくらはぎを含め、筋肉のリカバリーケアで大事になるのは、血流を良くすること。運動後、蓄積した乳酸を素早く取り除くことが、ケガの予防にもつながります。

運動の直後であれば、汗をきれいに拭き取り、オムロン低周波治療器の「リカバリーモード」で筋肉を動かし、血流を良くすることも一つの方法でしょう。

パッドの貼り方

パッドの位置は、ふくらはぎ内側のアキレス腱上近辺に貼るのがポイント。疲労が蓄積しやすいのは、赤い筋肉(赤筋繊維)と白い筋肉(白筋繊維)の境目です。

一般的なリカバリーケアとしては、温冷交代浴があります。運動の後、下半身を氷水または冷水(水温5度から7度)に1分間浸け、次に温水に3分間浸かります。この4分間1セットを計5セット行います。実際、多くのトップアスリートが実践しているものです。試合会場、トレーニング施設などで温冷交代浴ができない場合は、水風呂がある銭湯などに足を運ぶのも良いでしょう。
あと気を遣いたいのは食事。なるべく早くエネルギーを補充したほうがよいでしょう。アミノ酸を多く含むものを摂取するのが望ましいです。アミノ酸は肉類、魚介類、卵類、乳製品、大豆製品などに多く含まれています。またサプリメントを活用して補完することも有効です。

3. ケガの予防方法

試合前、練習前の準備運動は欠かせません。ウォーミングアップで筋肉を温めることが大事です。ストレッチは順番が重要。最初は息を吐いてリラックスしながらゆっくりと筋肉を伸ばしていきます。静的なストレッチを10秒程度行ったあと、次は動きを入れます。ジャンプなどのバネ、反動を使うストレッチを10回。この順番を間違えてはいけません。徐々にダイナミックに体を動かしていきます。静的なストレッチを10秒3セット、動的なストレッチを10回3セット、行うとよいでしょう。

ふくらはぎのケガを予防するためには、足裏の柔軟性を確保しておくことも大事。足裏の筋肉(足底筋)が張ってクッション性がないと、アキレス腱、ふくらはぎにダイレクトにストレスがかかります。足裏の筋肉に刺激を入れる具体的な方法としては、ゴルフボール、青竹などの硬い物の上に乗って動かすとよいでしょう。練習前だけではなく、練習後にも効果的です。

また、日々のトレーニングもケガの予防につながります。ふくらはぎを鍛えるメニューとしてはカーフレイズが代表的です。筋力トレーニングですべてのケガを未然に防げるわけではありませんが、試合やトレーニングに耐えられる筋肉をつくることはとても重要なことです。

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