2. リカバリーケア方法
ヒザの疲労を取ることを考えれば、温冷交代浴が効果的です。ヒザをリカバリーケアする上ではハムストリングス、太もも前をストレッチで伸ばし、ストレッチポールで筋肉をほぐすことが大事。大きな筋肉をリカバリーケアすることでヒザのケアにもつながります。
パッドの貼り方
お皿を上下に挟むイメージで貼ります。特にヒザ下は疲労の蓄積を感じやすい箇所です。小さい関節用パッドが使用しやすくなっています。ただ、大きなパッドでもケアできます。
3. ケガの予防方法
ヒザは丁寧なリカバリーケアをおこなっていても、前述したようにコンタクトプレーなどで痛めるときがあります。むしろ、未然にケガを防ぐためには、部位に負担がかからないように筋持久力を付けておくことが重要です。コンタクトプレーに耐える筋力があれば、ケガのリスクは軽減されます。そのために必要なのは太もも、臀部の筋力強化です。具体的にはスクワット、ランジなどで鍛えられます。毎回、同じトレーニングをこなしていると、モチベーションの低下につながります。種類を変えながらおこなう方が効果的です。
コンタクトプレーに対しては、耐えるだけではなく、“転ぶテクニック”を持っておくほうがよいでしょう。仮に先に地面に手をついてしまえば、鎖骨を骨折することもあります。身体を丸めて、うまくゴロンと転がることができれば、大きなケガを負わなくてすみます。踏ん張ってしまうと、余計にケガのリスクが高まることもあります。
ただ、極端にヒザのケガを恐れても仕方ありません。アスリートにはケガはつきもの。日々、自らの身体と向き合ってトレーニングをこなし、規則正しく食事と睡眠をしっかり取ることが大事です。