ケガからの復帰を低周波治療器がサポート
坂田さんはスポーツの世界に携わる家庭で育ったこともあり、子供の頃から自身のコンディショニングを意識しながらサッカーを続けてきました。しかし2021年の秋、膝に大きなケガを負い、半年以上に渡ってリハビリを続ける日々を送ることになりました。
「以前から膝の皿が分裂していたのですが、そこに痛みを感じながらもテーピングをしたりして試合に出ていたところ、一気に負荷がかかって膝蓋骨が剥がれてしまって。手術を終えてからはリハビリと並行して、膝を使わない部位の筋トレをしたりして過ごしていました」(坂田さん)
復帰を目指してリハビリとトレーニングを続けるなかで、また膝の部分を痛めたりもしてしまったという坂田さん。そうした悩ましい日々を送る2022年2月、チームで導入した低周波治療器を活用しました。
「膝の治療のために、低周波治療器のマイクロカレント機能(ケガの早期回復を促す機能)をずっと使っていました。まだ痛みがあるので、いまもケアに活用しています。アイシングは冷たいところが苦手なんですが(笑)、低周波治療器は何も気にせず自分の好きなことをしながらケアができるのが嬉しいですね」(坂田さん)
坂田さんは2022年6月に無事、復帰を果たしました。ケガの経験によって、リカバリーに取り組む意識も大きく変わったと語ります。
「自分の場合、長く現役を続けるために膝はずっと抱えて行かなければいけない問題です。そのうえで100%出し切るプレイをするために、どうリカバリーを続けて、トレーニングと両立させるか。そういうことを強く意識するようになりました」(坂田さん)
J2昇格を果たし、2023年からはJ1を見据えた戦いを始めるいわきFC。しかし、そういった成績だけに留まらない大きな目標をチームは持っています。
「日本のフィジカルスタンダードを変えること、90分間、止まらない倒れないサッカーをすること。いわきFCは、そういった理念を持っています。何よりもチームは、震災からの復興支援を目標に設立されました。福島の復興を後押ししていきたいという思いがまずある。リーグ昇格といった結果は後からついてくるものだと思っています」(坂田さん)
<団体紹介>

いわきFC
福島県いわき市・双葉郡に拠点を置くプロサッカークラブ。2021年にJFLで優勝、2022年にJ3リーグで優勝し、J2への昇格を果たした。
公式ホームページ:https://iwakifc.com/

坂田 大樹さん
生年月日:1994年9月11日
身長/体重:184cm/84kg

江川 慶城さん
生年月日:2000年4月2日
身長/体重:180cm/75kg