アマチュア

コツコツと日々の努力を重ねて、身体づくりに取り組む(2 ⁄ 3)

Fukuoka University Football Club
Soccer

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ケガを経て、リカバリーケアへの意識が変わった

ミッドフィルダー/フォワードを務める北條選手にとって、2022年は故障に悩まされた1年でした。3月に試合中の接触によって右膝を過伸展してしまい、半月板断裂のケガを負うことに。膝の手術を受けて、約半年間、リハビリを続ける日々を過ごしました。

「リハビリでは、まず力が入らなくなってしまった太ももに力が入るようにすることと、可動域を広げることに専念しました。少しずつ慣れてきたら、ウォーキングやジョギングから段階を踏んで運動を再開しました。ただその後も、トレーニングの強度を上げると膝に水が溜まってしまうことを繰り返していて、整骨院に通うことと、トレーニング後のアイシングを続けています。痛みが強い場合は練習を別メニューにしてもらったり。無理しないといけないところと無理しない方がいいところをしっかり自分で考えて判断して、痛みや疲労と付き合っています」(北條選手)

高校生の頃から身体のコンディショニングに目を向けるようになったという北條選手ですが、大きなケガを経験したことで、とりわけリカバリーケアに対する意識が変わったと話します。

「大きなケガをして、特に大きく変わったのが食事の部分です。サプリメントを摂ることも含めて、食事によるリカバリーにもこだわるようになりました。サッカーをできない日々が続いたことはメンタルの面でもきつかったですね。自分が試合に出られない間にチームがタイトルを獲ったところも見ましたし、悔しい思いもしました。ただ、そういう日々を過ごしたことで、サッカーをするうえで悩みがあっても悩めるだけ幸せだなと思えるようになりましたし、より良い状態になるようトレーニングやケアに励むようになりました」(北條選手)

これ以上、大きなケガはできない。だからこそ北條選手は、練習前のケガを予防する取り組みや練習後のケアにも時間をかけて取り組んでいます。

「練習の前はチューブを使って前腿に刺激を入れたり、股関節の動きを出すためにストレッチをしたり、体幹トレーニングを少し入れて腹圧を高めたうえでトレーニングに参加するようにしています。練習後はすぐにアイシングをして、低周波治療器も使って痛みを和らげる。それからストレッチポールで筋膜リリースをしたり、マッサージガンで筋肉をほぐしたりしています」(北條選手)

北條選手がリカバリーケアに低周波治療器を活用するようになったのも、ケガの治療がきっかけでした。

「ケガをしたことで力が入らなくなってしまった太ももの筋肉を動かしやすくするために低周波治療器を使いました。膝に直接パッドを貼って治療をしたり、痛みを和らげて膝の可動域を広げるために使ったり。それから、膝が動きづらくなったことで右足全体に疲労が溜まることが多くなってしまって。その疲れを取り除くために使うこともあります。整骨院で行うような治療を自分の家で好きな時間にできるのが良いですね」(北條選手)

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