アマチュア

コツコツと日々の努力を重ねて、身体づくりに取り組む(3 ⁄ 3)

Fukuoka University Football Club
Soccer

目次

低周波治療器なら、自身にあったケアができる

ディフェンダーとしてチームを支える伊藤選手は、そのポジションの特性ゆえに、走り続けられるフィジカルをつくることに主眼を置いて日々トレーニングに勤しんでいます。

「ディフェンダーは90分間動き続けて当たり前のポジションなので、練習でも最後までしっかり走り切ることを意識しています。週末が試合の場合は、火曜日と水曜日は強度の高いトレーニングが多いのですが、そのトレーニングの中でもしっかり走ることを自分に課しています」(伊藤選手)

それだけ身体への負荷の高いトレーニングをおこなっているだけに、疲労を取り除くことも自ずと重要になります。

「トレーニングをして疲労が高いかどうかは自分でわかるので、そう感じた時は積極的に整骨院に行ったり、練習後やオフの日には近くにある温泉に行って温冷交代浴をします。家では低周波治療器を使ったり、テニスボールとゴルフボールを使って筋膜リリースをしています。少し痛みを感じるような時は練習後にアイシングをすることもあります」(伊藤選手)

伊藤選手も2022年、右足に筋間損傷という肉離れの一歩手前のようなケガを負いました。北條選手と比べると軽傷で、幸いにも1か月半ほどで復帰に至りましたが、このケガをきっかけに低周波治療器を手に取りました。

「ケガから復帰間近となって、また走り始めたりボールを使うトレーニングも増えてきたところで疲労が蓄積していくのを感じて。その疲れを和らげようと低周波治療器を使い始めました。使った後はその部位が軽くなりますし、次の日は少し楽に感じます。ふくらはぎや両腿など下半身を中心に使っていて、右足と左足では筋疲労の度合いが違ったりすることがあるのですが、いま使っている低周波治療器は強さを20段階で細かく調整できる。自分の身体と相談しながらケアの度合いをコントロールできるのが便利ですね」(伊藤選手)

伊藤選手にとっていちばんの目標は、卒業後もサッカーを続けていくこと。そのためには、ケガをしない身体をつくることが何よりも重要だと考えています。

「周りの選手と比べても、自分はフィジカルの部分で劣っていると感じています。ケガをしないために、まずフィジカルを伸ばしていきたい。それから、自分は無理をしてしまうところがあって、しっかり休めることも良い選手の条件だということをいつも言われていて。そういうところにも気を使っていけたらなと思います」(伊藤選手)

最後にチームの目標について伺うと、奈良崎コーチも北條・伊藤両選手も「全日本(大学サッカー選手権)でのベスト4」という共通の目標を挙げました。そして、身体のケアを含めた日々の小さな積み重ねが成長に繋がること、そうしてサッカーを継続することが大切だという思いが、3人の言葉から共通して感じられました。

「継続することは、難しいからこそ大事なことです。サッカー選手に限らず、アスリートは、つまらないことでも自分のためにコツコツと努力できるのがすごい。学生たちにはそういう意識を持って、サッカーにも身体づくりにも取り組んでほしいと思っています」(奈良崎コーチ)

<団体紹介>

福岡大学サッカー部

九州大学リーグに所属するサッカークラブ。2022年は、九州大学サッカーリーグとインディペンデンスリーグ九州で優勝を果たした。
公式ホームページ:https://fukuoka-u-football.com/

奈良崎 寛さん

フィジカルコーチ

北條 真汰さん

ポジション:MF
生年月日:2001年5月20日
身長/体重:173cm/65kg

伊藤 颯真さん

ポジション:DF
生年月日:2001年7月18日
身長/体重:181cm/70kg

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