練習の合間に活用できる低周波治療器
それぞれが独自のトレーニング・メニューを組んでいるのと同様に、リカバリーケアにおいても、チームのメンバーはそれぞれの方法で取り組んでいるのだそう。
「自分の中で、これ以上トレーニングをすると怪我をしてしまいそうだなと感じた時は、リカバリーケアの時間を増やす工夫をしています。ストレッチを中心に、ホームローラーを固くなった筋肉に使ったり。そういったケアをしても疲れが残っている場合は整体にも行きます」(李選手)
「自分は、毎日のリカバリーケアのルーティンを欠かさないことを大切にしています。ストレッチボールを使って胸部を伸ばしたり、ホームローラーでふくらはぎや太ももを伸ばしたり。それでも自分では気づかない疲れが残っていたりすることもあるので、試合が近くなったら整体や整骨院に行ってケアしてもらうという工夫はしています。低周波治療器を使って筋肉を緩めることもしていますね」(日野選手)
両選手とも、最近になってリカバリーケアに低周波治療器を活用するようになりました。
「整骨院では寝た状態で治療を受けますが、低周波治療器は何かをしながらケアもできるという点が魅力だなと感じていて。チームの練習量・トレーニング量が多いので、時間に余裕がなくて整骨院に行けないことも結構あるんです。低周波治療器は使いたい時にいつでも使える。そこがとても助かっています」(日野選手)
「自分は足首の捻挫をしてしまった時に初めて低周波治療器を使いました。小さい製品ですけど、いろいろなモードでパワーのある治療ができるなというのが最初の印象です。もともと、それほど重い捻挫ではなかったということもありますが、低周波治療器を使った次の日から楽になった感覚がありました」(李選手)
日野選手は低周波治療器を、筋肉疲労を取り除く用途のほか手首や膝の痛みの緩和に活用しています。
「最近は膝の調子が良くなくて痛かったりするので、そういう時はマイクロカレントモードを使って治療しています。あとは太ももをリカバリーモードで治療することも多いですね。基本的には練習後に使うことが多くて、部室や学校の共有スペースで何かしながら活用しています」(日野選手)
「僕も練習後に使うことが多いです。テニスラケットのストリングを自分で張っているんですが、その作業にかかる30分ほどの間に太ももやふくらはぎにつけて使っています」(李選手)
日野選手と李選手は2023年4月より新4年生としてチームを牽引する役割を担います。それぞれ個人としての課題を認識する一方で、チームとしても大切な目標があります。
「2022年は、これまで予選で敗退していた関東学生選手権に、シングルスで本戦出場を果たすことができました。ただ、そこから勝ち上がって全日本学生選手権(インカレ)に進むことはできなくて、悔しいシーズンにもなりました。ですので、2023年はインカレに出場することを一番の目標にしています」(李選手)
「自分も2022年はあと一歩のところでインカレに出場できなかったので、2023年の個人としての目標はインカレ出場ですね。また、自分はいまキャプテンを務めているんですが、2022年は男子チームが関東学生リーグ2部に降格するという残念なことがありました。男子チームとしてはなんといっても1部への昇格が目標です」(日野選手)
<団体紹介>
亜細亜大学テニス部

日野 知紀さん
身長/体重:178cm/70kg

李 光輝さん
身長/体重:168cm/61kg