アマチュア

テニスYouTuberが考える、「続ける」ためのリカバリーケア(2 ⁄ 3)

Tomoyan, MJ
Tennis

目次

疲労でハリが残るとプレーも狂う。身体を緩めるリカバリーケアの大切さ

テニスコーチを本業としながら、YouTubeでのレッスン動画も日々作っている2人の毎日は非常に多忙。だからこそリカバリーケアが大切です。

「職場のテニススクールで毎週決まった時間にレッスンを行っているほか、空き時間にはプライベートレッスンを行い、YouTubeの撮影もしています。それでほぼ毎日スケジュールが埋まりますが、日曜日はできるだけ空けるようにして、そこで試合に出場していますね」(ともやんさん)

「学生の頃はハードな練習していた一方で、しっかり休息の時間もとれていました。一方で今は、朝から晩までレッスンを続けていて、テニスをする時間自体が非常に長くなりました。そのため放っておくと疲労がどんどん溜まってしまうので、時間がない中でリカバリーケアをどうすべきかは常に考えていることの一つです」(MJさん)

ではお二人は現在、どのようなリカバリーケアをしているのでしょうか。練習後のストレッチなどの基本的なことのほか、何を行っているのか伺いました。

「まず細かなものだとサプリメントを5年ほど前から使っています。いろんなものを試して、『これを使うと朝の目覚めがいいな』『身体を動かしたときの感覚が変わるな』と感じるものを探すのが好きなんです。以前は使っている種類も多く、筋トレを頑張っていた時期はプロテインに加えて、夏場はBCAA(必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン)なども摂っていました。今はビタミン系のサプリを主に使っています」(MJさん)

「僕は中学生の頃から腰痛持ちで、なおかつ母が鍼灸院の助手をしている関係で、中学時代から鍼灸院に通っています。腰の調子が悪いときに行く感じで、ストレッチ系の手技や低周波治療器も含めて、2時間程度の施術を受けています。やはり受けると痛みが抜けるのは早くなる感覚がありますが、時間が取れずあまり通えないのが悩みです」(ともやんさん)

2人とも「湯船に長く浸かること」は疲労回復や痛みの軽減に効果があると実感しているそうです。

「一人暮らしをはじめてからは湯船に入らない時期もありましたが、ぎっくり腰をした後で湯船に浸かったら、治りが非常に早かったんですよね。そこからまた浸かるようになり、時間がなくても10分程度は入るようにしています」(ともやんさん)

「僕は本当に疲れているときは銭湯に行きます。サウナと水風呂を交互に入って、最後に湯船に浸かってという形で1時間半~2時間くらい中で過ごすことが多いです。それで帰って寝ると、睡眠の質がぜんぜん違うし、疲労も抜けやすくなります」(MJさん)

睡眠や入浴で身体を休めて、筋肉のハリを取って身体を柔らかくしておくと、やはりテニスをプレーするときの感覚は変わってくるのだそう。

「レッスンや練習を始めるときの動き出しの軽さが全然違いますね。一方で、疲れ切って家に帰って、何もせずに寝落ちしたときは、次の日は寝起きも悪いし、筋肉にもハリが残って身体が硬い感覚があります。そういう日はラケットも普段より重たく感じますし、体全体の動きが悪くなってしまいます」(MJさん)

「身体の感覚が硬いか、柔らかいかというのは、プレーの質を大きく左右すると感じます。ただ、身体を緩めすぎても良くないんですよね。たとえば試合の前日などに、気合を入れて身体のケアを頑張りすぎると、普段より身体が柔らかくなって、ボールを打つ感覚が狂ってしまうこともあります(笑)」(ともやんさん)

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