テニスを長く続けるためにもケアの習慣を身につけたい
リカバリーケアにおいては各種の治療機器を使うこともあります。これまで2人ともマッサージガンをケアに取り入れていました。
「マッサージガンは手軽に使えるのが魅力で、少しストレッチした後のような疲労の取れ方を感じます。一方で、どこにどう当てて良いのかが正直分からない面もあって、僕の場合は普通のストレッチのほうが身体が緩んでくれる感覚がありますね。また意外と重量もあるので、当て続けることで手が疲れてしまうのも悩みです」(MJさん)
「整体師さんに話を聞くと、マッサージガンは使い方が難しいらしく、素人が使うと筋肉の表面だけが緩んでしまうこともあるそうです。僕はマッサージガンを使うと、使った周辺の血の巡りが良くなるような感覚がありますね」(ともやんさん)
2人は最近、低周波治療器を活用し始めました。
「僕は鍼灸院で1年ほど前に使ったのが最初で、ストレッチでは届かない奥の方の筋肉までほぐれている感覚が凄くいいなと感じました。持ち運びができる小型のものは、家でリラックスしながら使えるのが非常に助かっています」(ともやんさん)
「僕は肘や腰に痛みを緩和するモードで使っていて、使用時間は30分くらいです。他のリカバリーケアの方法との違いで感じたメリットは、毎日気軽にできるということ。接骨院で低周波を流してもらう場合は、週に1回程度の通院ですが、小型のものが家にあればスマホを見ながらでも毎日ケアができる。手間も時間もかからないので、これなら継続して使えるなと感じています」(MJさん)
一方のともやんさんは、どのようなモードで使っているのでしょうか。
「今は痛みのある部位はないので、基本的には疲労の緩和を目的に使っています。使う部位はその日の疲れ具合に合わせて変えていますが、ふくらはぎのほか肘、腰などにも使うことがあります。使う時間は夜のお風呂上りや寝る前が多いですが、朝に使ってからレッスンに行くこともあって、朝に使ったときは『筋肉の張り具合が普段より少なくてラクだな』と感じました。疲労が溜まって筋肉が固まった状態で動き出すと、最初の数分でケガをすることも多いので、低周波治療器を使うことはケガの防止にも役立ちそうだなと感じました」(ともやんさん)
最近の低周波治療器には、ごく弱い電流を流すことで、ケガや痛みの治療に活用できるマイクロカレントモードを搭載しているモデルもあります。
「ケガをしていて腫れていたり、熱を持っていたりする部位は、基本的に触れないほうがいいと言わていますが、マイクロカレントモードならそうしたケガにもアプローチができそうだなと感じました。ケガをしたときは使ってみたいと思っています」(MJさん)
2人のレッスンを受ける生徒のなかにも、低周波治療器を肘の痛みなどのケアに活用している人がいるのだそう。長くテニスを続けたい人にとっても、テニス漬けの毎日を送る2人にとっても、低周波治療器のようなアイテムは、リカバリーケアのための有効な手立てのようです。
「僕も年齢が上がるにつれて痛む箇所や頻度が増えてきています。テニスのコーチは60歳、70歳になっても続けている人はいますし、今のうちにリカバリーケアの習慣を身につけておくことは、自分の将来の役に立つのかなと感じますね」(ともやんさん)
2人はYouTubeでのレッスン動画や試合動画の配信も続けています。今の目標は「チャンネル登録者10万人」なのだそう。
「もっと多くの方に見ていただいて、テニスを楽しむきっかけにしてほしいです。また今後は実際に対面でレッスンを行うイベントの機会も増やしていきたいですね」(ともやんさん)
参考動画:ともやんch
【チャンネル初開催!】レッスンイベントやってみた!【テニス】
<プロフィール紹介>

ともやんさん
1991年2月27日生まれ
182cm/67kg
テニスコーチ歴12年

MJさん
1993年12月7日生まれ
183cm/72kg
テニスコーチ歴9年