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トレーナーの資格・理論を携えたプロ野球監督による身体ケアのメソッド(4 ⁄ 4)

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目次

「他のケアができない時間」にも使える低周波治療器の魅力

火の国サラマンダーズの選手たちの日々のケアやリカバリーでは、低周波治療器も活用しているそうです。

「移動中や就寝時に使っている選手は多いですね。野球選手は移動時間が長いので、その時間をケアに使える点は本当に助かっています。また移動が続くと腰や背中が痛くなったり、寝違えたりという症状が出ることもありますが、そうした症状にも低周波治療器は素早く対応できます」

馬原さんも現役時代は、就寝時や移動中に低周波治療器を使うことが多かったとのこと。

「現役時代は日常生活でも電気を流したり湿布を貼ったりしている時期が長く、『何もケアしていない時間はない』というくらい、常に身体のどこかのケアをしていました。なので携帯できる低周波治療器を持ち歩き、電気を流しながら出かけることも多かったです。移動中に目立たずに使えるという点も低周波治療器の良さだと思います」

そして柔道整復師・はり師・きゅう師の資格も持ち、さまざまなケアの方法に精通した馬原さんから見ても、「低周波治療器は他のケアができない時間にもケアができる点が魅力」と話します。

「僕は今でもバッティングピッチャーをやると、僧帽筋あたりが張ってガチガチに固くなることがあります。これは肩を痛めた選手によくある症状で、しかも筋肉が固くなるのは『移動している時』『寝ている時』などの動いていない時なんです。低周波治療器があれば、手技でのケアができない時間にもケアができるので、肩の張りを大きく軽減できます。野球をやっていて肩に張りが出やすい人などは使わない手はないと思います」

最後に火の国サラマンダーズの監督としての2023年の目標と、馬原さんのトレーナーとしての今後の目標を伺いました。

「火の国サラマンダーズではリーグの三連覇、連続日本一と、NPB選手輩出を目標とし、本気でNPBを目指す集団として日々の練習や試合を続けたいと思っています。そしてNPBで活躍できる選手を輩出するには、選手たちに練習はもちろん身体のケアまでの高い意識を持ってもらい、地道な努力を続けてもらうことが大切です。そうした姿勢を身につけるための声がけやきっかけづくりも継続しておこなっていきます」

本記事は取材時の内容です。取材時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

<団体紹介>

火の国サラマンダーズ

公式ホームページ:https://salamanders.jp/

火の国サラマンダーズ元監督兼GM補佐 馬原 孝浩さん

熊本県熊本市出身の元プロ野球選手。福岡ダイエーホークス、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズで投手として活躍し、WBCにも出場した。2015年の現役引退後、柔道整復師・はり師・きゅう師の3つの国家資格を取得。その後は全国でセミナー、講演、ケア・トレーニング講習、トレーナー育成等の活動も行い、今年3月には自身が監修の「縁鍼灸整骨院」を福岡県北九州市で開業。今後も整骨院を複数開業予定。

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