排卵のタイミングを知るにはどうしたら良いでしょうか。
基礎体温をつけましょう。ほかに、排卵予知検査薬を使うという方法もあります。
妊娠を希望している人は、基礎体温をつけましょう。毎日つけることで、排卵しているかどうかや排卵日がいつかをだいたい推測できるようになり、妊娠可能なタイミングが見えてきます。その妊娠しやすい期間にタイミングを合わせてセックスをすることで、妊娠する確率を上げることができます。3ヵ月ぐらいつけていると、自分の周期が見えてくるでしょう。生理予測アプリなどに頼るよりも、排卵のしくみを学んで理解した上で、基礎体温をつけることが大切ですね。
ほかに、市販の排卵予知検査薬を使うという方法もあります。尿を検査薬にかけることで、排卵日を約1日前から予測する仕組みになっています。薬剤師のいるドラッグストアで購入することができます。基礎体温とあわせて使ってみてもよいでしょう。
タイミングを合わせても、1年以上妊娠しない場合には、不妊治療をお勧めします。婦人科などで相談してみましょう。婦人科では、超音波検査で卵巣にある卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを測定する方法や、頚管粘液の状態を調べるなどの方法を組み合せて排卵日を予測します。
ちなみに、精子の寿命は射精後およそ3〜4日間、卵子の寿命は排卵後24時間以内です。両方の寿命を考慮すると、排卵前の2日間〜排卵日当日に妊娠の可能性が最も高くなります。精子の状態が良いことや数が十分であることも重要です。男性側も、タイミングをとる日に向けて不摂生をしないようにしましょう。