血圧を知る診断基準と家庭血圧の重要性

高血圧の診断基準と降圧目標

血圧には、これ以上になれば高血圧とする「診断基準値」と、治療でここまで下げるべきという「降圧目標」があります。家庭で測る血圧(家庭血圧)では、次の診断基準と降圧目標が用いられています。
注意:高血圧の判定は医師がおこないます。自己判断をしてはいけません。

高血圧の診断基準値(家庭血圧)
  • 収縮期血圧 ≧ 135mmHg
  • 拡張期血圧 ≧ 85mmHg

または その両方

降圧目標(収縮期血圧/拡張期血圧)(家庭血圧)
若年、中年、前期高齢者
135/85mmHg未満
後期高齢者(75歳以上)
145/85mmHg未満※1※2
糖尿病患者
125/75mmHg未満
CKD患者(蛋白尿陽性)
125/75mmHg未満※2
脳血管障害/冠動脈疾患患者
135/85mmHg未満※2
※1:忍容性があれば135/85mmHg未満を目指す
※2:目安
出典:高血圧治療ガイドライン2014

家庭血圧の重要性

昔は、血圧といえば、病院で医師や看護師が測るものでした。しかし、最近では、家庭で測る「家庭血圧」の重要性が認められています。それは、家庭で測定しなければわからない血圧の状態があることが、近年明らかになってきたからです。

家庭での血圧測定には、次のようなメリットと役割があります。

1.
毎日決まった時間に、同じ条件下で、安定した状態で測定できるので、より正確で詳細な血圧情報を把握することができます。
2.
測定値を記録しておくことで、患者さん自身の健康管理の目安となり、医師にとっても重要な診断材料となります。
3.
病院では把握しにくい白衣高血圧※1や仮面高血圧※2、早朝高血圧※3を診断するための参考資料となります。
4.
服薬治療中には、薬の持続時間や効果を評価する資料となり、医師の治療方針の手助けとなります。

※1 白衣高血圧:病院の診察室などで普段よりも高い血圧が計測される現象。
※2 仮面高血圧:病院の診察室での血圧値は正常血圧なのに、家庭で測定した血圧値が高血圧となる現象。
※3 早朝高血圧:朝に血圧が高い現象で、脳卒中や心筋梗塞になるリスクが高い。

このように、家庭血圧を測ることは、病気の予防や治療に大きな意義があります。ぜひ、家庭血圧を測る習慣を、生活に取り入れましょう。

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