2017年3月21日から2017年3月23日に、インターネットで、全国の30歳から74歳の男女1万人を対象に「高血圧に関する意識と行動に関する1万人実態調査」を行いました。
脳・心血管疾患の発症ゼロへ
2017年3月21日から2017年3月23日に、インターネットで、全国の30歳から74歳の男女1万人を対象に「高血圧に関する意識と行動に関する1万人実態調査」を行いました。
30~74歳男女1万人のうち、約3人に1人の32.1%の人が健康診断で「血圧が高め」と指摘された経験がある。
その中でも...
男女ともに、年齢の上昇とともに「血圧が高め」と指摘された事がある人が増えますが、男性は30代でも5人に1人(22.4%)、40代では3人に1人(30.8%)が指摘された経験があり、女性よりも男性の方が多く指摘された経験を持っています。
医療機関を受診しているか
「血圧が高め」と指摘された人のうち、半数の2人に1人は医療機関を受診していない。
その中でも...
特に、30代男女の3人に1人(男性30.6%,女性34.1%)は、受診も生活改善もせず放置しているという結果でした。
「自分はまだ若いから大丈夫」「元気だから大丈夫」と過信は禁物です。高血圧はサイレントキラーといわれ、自覚症状がないうちに心筋梗塞や脳梗塞の引き金になります。
高血圧リスクにつながる生活習慣が3個以上ある
高血圧につながる10の生活習慣
その中でも...
働き盛りの、30代〜50代男性、30代女性の約4割で「高血圧リスクにつながる生活習慣」が3つ以上あると回答しています。
該当する項目はいくつありましたか?
もし該当する項目があった場合は、まずはできるところから生活習慣を1つ1つ見直していくことが大切です。
血圧値が変動することを知らない
高血圧は自覚症状がないことを知らない
その中でも...
30代、40代男性の血圧に関する知識不足が目立ちます。
いずれの設問においても、半数以下の方が血圧に関する知識をお持ちではないようです。まずは認知することが、血圧値改善への第一歩です。血圧に関する正しい知識を持ちましょう。
毎日、血圧測定をしている人は約1割。約9割が毎日、測定していない。
その中でも...
1万人の中から「血圧が高め」と指摘されたことのある人の測定実態は・・・
「血圧が高め」と指摘された人でも、4人に1人しか、毎日計っていません。
自覚症状の無い高血圧症では、高血圧に紐づく脳・心血管疾患発症を防ぐためにも毎日朝晩血圧を測ることが重要になってきます。
家庭で血圧を定期的に測っている人に、家庭で血圧を測ることによってよかったことを
聞いてみました。
その中でも...
血圧が高めと指摘され、毎日朝晩測定している人は
「血圧が高め」と指摘され、家庭で毎日朝晩測定している人は、約3割が「血圧値が改善した」と感じています。定期的に家庭で血圧を測ることが、生活スタイル全体の改善につながっているようです。
まずは自分の血圧値がどのくらいなのかを知り、普段の生活を見直しましょう。そして、もし血圧が高めと診断されたら、1度専門医を受診していただきたいと思います。
あなたは大丈夫?
血圧を語る
DOCTOR'S MESSAGE
「働き盛りの男性30-50代や、女性30代の約4割が、高血圧リスクがある」といった結果は、現役世代への警鐘と捉えられます。