創業者の立石一真が、「企業は社会の公器である」という企業理念を実践するにあたり重要視したのは、「健康で幸せに長生きしたいという人間の本質的なニーズに応える健康事業である」ということでした。その想いから、1974年に立石ライフサイエンス研究所(1990年にオムロン
ライフサイエンス研究所に名称変更)を設立。自ら初代社長に就任し、「生体を科学する・商品を科学する・市場を科学する」をモットーに、家庭用健康機器、ソリューション型ケアシステムなどの研究開発を開始します。実は、その1年前の1973年には、健康工学に取り組むコンセプトをまとめるために、健康工学研究所という株式会社を設立し、明確なストーリーをもって、立石ライフサイエンス研究所の設立に臨みました。
オムロン
ライフサイエンス研究所は、2003年7月にオムロンの社内カンパニーであったヘルスケアビジネスカンパニーと統合。家庭から医療現場まで幅広い製品をそろえ、グローバルに事業を展開するオムロン
ヘルスケアが設立されました。