HaraHara

薬事戦略に携わり
少しでも
早くユーザーに
商品を届けたい。

グローバル薬事

Hara

2020年入社キャリア採用

前職:医療検査機器メーカーの営業職

PROFILE

7年間医療検査機器メーカーで勤めた後、グローバル薬事スペシャリストとして中途で入社。経営の核に関わる薬事戦略の構築や、海外で商品を販売するために必要な許認可取得に伴う申請業務などを担っている。

前職で痛感していた、薬事の重要性。

医療機器メーカーは商品をお客様の手元に届けるために、越えるべき壁がいくつもある。その大きな1つが法規制に則った許認可の取得。つまり「薬事申請」だ。どれだけ高性能な商品を作ったとしても、薬事申請をクリアできなければ市場に出ることは、決してない。医療機器メーカーのオムロンヘルスケアにとって必要不可欠な許認可部。そこで中途入社のHaraは、未経験ながらも商品を少しでも早く上市できるよう日々奮闘している。「前職は病院に納入する臨床検査機器のメーカーで、海外営業に携わっていました。海外で商品を販売するとなると、必ず直面していたのが薬事申請の壁。その度に『私に知識があれば、もっとスムーズな販売に貢献できるのに』と思っていたんです。薬事に興味を持ち始めたのもそんな経験がキッカケです」。医療機器メーカーにとって薬事がいかに重要か痛いほど実感していた彼女は、タイミングよくオムロンヘルスケアの求人と出会う。「人々の健康や医療に貢献したい気持ちはずっと持っていて。血圧計や体温計など生活に身近な商品に関わることができればもっと実感でき、常にお客様を思いながら仕事ができると思ったんです。加えて当社はゼロイベントといって脳・心血管疾患発症ゼロを会社全体で目指しているんですね。ビジョンや目標が明確だったこともあり、薬事未経験だけど挑戦してみようと1歩踏み出しました」。メーカーと言えば企画や開発に目が行きがちだが、彼女のような薬事に携わる人材もまたゼロイベントの実現に大きく貢献しているのだ。

Hara

仕事の質はコミュニケーション力が左右する。

現在はヨーロッパやロシア、CIS、中東、アフリカを含む欧州エリアの薬事担当をしています。業務の1つに薬事獲得があります。欧州エリアを統括するオムロン ヘルスケアヨーロッパの本社(オランダ)の薬事部門と連携します。たとえば「血圧計をロシアに展開するから薬事戦略を策定しよう」「中東での発売予定に向けた薬事申請を実現しよう」といったように。次にその依頼を受けて社内にアーカイブされている資料を探したり、新たにデータが必要な場合は自らが先頭に立ち企画や開発の方にコンタクトを取って必要な書類を揃えたりします。業務の特性上、国内外さまざまな方と関わるので、要望などは的確かつスピーディーに自分の言葉で伝えることは常に意識していますね。特に海外とのやりとりでは時差があるので、密度の高いコミュニケーションをしないとプロジェクトが進みません。たとえば一通のメールに伝えたいこと、知りたいこと、相手の要望通りにできない理由などを記載して、なるべくペンディングの状態にならないようには心がけています。前職で海外とのコミュニケーションに苦戦したことがあるので「どうすれば早く回答をもらえるか」「わかりやすく伝えられるか」「何のツールを活用すればいいか」とか試行錯誤した経験が今の仕事に活かせていますね。可能な限り短期間で商品を市場に導入できるよう務め、もし問題が起これば速やかに解決する。それが結果的に世界中の人々の健康維持やゼロイベントの実現につながると私は思っています。

Hara

薬事は、オムロンヘルスケアの核。

薬事のイメージは申請業務がメインだと思われるかもしれませんが、私たちにとってそれはミッションの1つでしかありません。本当に注力すべきところは薬事の観点から市場投入の戦略を練ることです。許認可を軸に進んでいくプロジェクトも多く、常に更新される各国の法規制動向にアンテナを張りながら、企画やマーケティングの方と議論して柔軟に戦略を構築することが求められるんですよ。オムロンヘルスケアでは薬事申請を担う許認可部が経営に大きく関わる戦略部門として位置付けられていて、薬事の重要性も全社的に根付いています。それに、経験が浅くてもプロジェクトの方向性に関わる私のアイデアや意見を尊重してくれるので、やりがいは大きいですね。入社して日が浅いからといって黙っている必要は全然なくて、当社には意見できる環境、発信できる環境がちゃんとあるんです。転職する際に戦略的な部分に主体的に関わりたいという想いがあったので、想いを実現することができる環境であることを大変感じていますし、その中で自分にしか出来ないことを頑張りたいと思っています。

HaraHara

必要なのは、情熱と向上心。

キャリア入社者として働くにあたって重要なのは「何でもやるぞ」「何でも吸収してやる」というパッションではないかと思います。私自身、同じ業界からの転職とはいえ、入社するまでは「薬事未経験」を引け目に感じていましたし、面接でも伝えていました。それでも、薬事で人々の健康や医療に貢献していきたいという想いを受け止めてくださったことは大変嬉しかったです。入社後はもちろん人一倍、努力しないといけないという想いでした。今もその想いは変わっていません。一方で中途だからこそ業務に好影響を与える新しい風になりたいという気持ちもあって。前職で営業に従事していたからこそ「今この情報がほしいだろうな」「ここは先導してほしいんだろうな」といった薬事に求めることを関係者の立場に立って想像できるのは強みだと思います。コミュニケーション密度を上げているのはそのためですし、ほんの少しでも貢献できていることを感じられるときは、やはりもっと頑張ろうという気持ちになります。それに、業務に限らず社内制度などに関しても私が前職で培ってきた考えや知識、経験に則した意見は求められている部分なので、今後も積極的に発言していきたいと思っています。薬事としてはまだまだ勉強するべきことはたくさんありますが、お互いフォローし合う風土があるので失敗を恐れず積極的に挑戦していこうと思います。そして将来的にはまず「あなたがいれば欧州エリアの薬事は安心」と言ってもらえるようになることが目標です。さらにはアメリカや日本も含めグローバル全体を担当するポジションに就けるようキャリアを積み、色んな国に当社の商品をより多く、よりスピーディーに届けて人々の健康に貢献していきたいですね。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

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