TeruyamaTeruyama

ソフトウェアの力で
ユーザーの行動を変えたい。

商品開発

Teruyama

2014年入社新卒採用

PROFILE

入社以来、エンジニアとして血圧計や体温計の価値を左右するソフトウェア開発に従事。さらに商品だけでなく、ソフトウェアの知識やスキルを活用して開発工程の自動化や効率化にも精力的に取り組んでいる。

前例に縛られず、改良を諦めない。

血圧計や体温計といった計測器の価値の本質は、いかに高精度の測定ができるかではないだろうか。どれだけスタイリッシュでコンパクトでも、正確な数値を測定できなければ意味がない。測定精度の担保は、まさにソフトウェアエンジニアの手に掛かっているのだ。「血圧計や体温計は歴史と実績があるので、測定値を導くアルゴリズムがある程度確立されています。ただ、より良い商品を作るために思考を止めず、前例に縛られず、常に精度向上のためにできることを考えています。それはエンジニアとしてのこだわりであり、プライドですね」。商品のマイナーチェンジであっても、Teruyamaは果敢に改善に挑むと言う。「すでにある技術を流用すれば十分な精度を約束できる場合でも、『ここは改善した方が良い、ここはもっと効率化できる』と思えば手を入れます。ただ、あえて手を加えることで社内レビューが厳しくなるので、多くの方に協力してもらいながら本当にたくさんのデータを取り、精度を裏付けます。当社は品質を左右するようなチャレンジでも、目的や新たに採用する技術の説明をしっかりすればポジティブに受け取ってもらえるんですよ」。機器メーカーと言えばメカ系のエンジニアが主流と思われがちだが、現代の機器やデバイスはソフトウェアなしでは機能しない。オムロン ヘルスケアの商品も例外ではなく、彼のようなソフトウェアエンジニアが担う役割は極めて大きいのだ。

Teruyama

揺るぎない予防医療への想い。

学生時代は漠然と人の役に立てる仕事がしたいと思っていました。なぜ、オムロンヘルスケへの入社を志望したかというと、在学中に片麻痺患者さんのリハビリテーションを支援するシステムの開発に携わったことが大きなキッカケでした。病院に伺って、身体の左右どちらかに麻痺症状がみられる患者さんに開発したシステムを使ってもらったんです。その時、「リハビリが重要なのはわかっているんです。でも、手間や痛みを感じることで続けられなくて…」という声をよく耳にして。リハビリができないと回復が遅れますし、再発の可能性もあります。だから再発を防ぐための予防医療をサポートできる商品を作りたいと強く思ったんです。手間や痛みを感じない商品があれば行動変容につながり、予防医療を実現できるはずなので。そんな私が目指したい未来と、オムロン ヘルスケアの理念がフィットしたことは大きかったです。あと、昔は病院でしかできなかった血圧測定を、一般家庭に普及させた実績にも感銘を受けて。そこに至るまでには、医師をはじめ多くの方の理解や協力が欠かせなかったと思うんですよ。会社全体が一貫した想いを持って前進しているんだなと感じましたし、私自身入社してからも実感していますね。当社は家庭用血圧計の普及などを経て、高度な技術や豊富な臨床データを蓄積しているので、自身のスキルと組み合わせてもっと予防医療やエンドユーザーの行動変容に貢献していきたいと思っています。

Teruyama

開発全体に関われるやりがい。

ソフトウェアの知識やスキルが求められるのは何も測定精度だけではありません。「液晶表示はこうすればもっと操作しやすくて、分かりやすい」「こうすれば測定時間をもっと短縮できる」など常にソフトウェア開発者の視点で意見し、改善を試みています。当社ではエンジニアだからといって開発のみに注力しているわけではありません。仕様策定の段階から関わり、企画や開発の方とディスカッションして商品を作り上げていけるんですよ。入社前には仕様策定に携われるなんて想像していなかったので良いギャップでしたし、やりがいですね。また、先輩にも「視野を広く持って、商品だけでなく開発全体を俯瞰して改善や効率化できるところは積極的に関わっていくといいよ」と言われていて。見渡せばソフトウェアの力を使うともっと効率化できるところって多いんですよ。1つ例を挙げると、試作品評価の自動化です。商品は試作段階で必ず不良箇所がないか基本特性測定を行うのですが、1人で行うと約1カ月かかってしまいます。その測定を生産ラインで使用されているソフトウェアを流用して自動化し、生産性を改善したんです。商品以外の改善に取り組むと他部署とのつながりも構築できますし、自分の知識も広がっていきます。さらに、効率化や自動化が実現すると社員の時間を創出でき、開発アイデア・意見交換などの機会が増える。結果、より良い商品を生み出せるはず。大きな視点で見るとソフトウェアのスキルが会社全体に好影響を与えることができるので、そこは積極的に取り組んでいきたいですね。

Teruyama

コラム

社員一人ひとりのワークスタイルやキャリアアップをサポートする

社会人の一歩目を京都から。仕事でもプライベートでも、期待以上の充実を感じています。

学生時代は宮城県にいたのですが、就職を機に京都に転居しました。見知らぬ土地で、知り合いもいませんでしたが、それほど不安はなく新生活への期待の方が大きかったです。唯一「関西のノリについていけるかな」と心配はしていましたが、その点は、当社には他府県出身の方も多く、無理に合わせるような空気感が全くなかったので安心しました。住みやすさにも満足しています。京都は程よく都会で、日常生活に全く不便を感じません。それでいて通勤時間帯の満員電車で息が詰まるということもほぼないので、ストレス少なく暮らせています。市内の中心エリアや観光地はもちろん、大阪へも1時間以内でアクセスできるので、休日の過ごし方の幅が広がるのも魅力です。業務内容や働きがいだけでなく、プライベートでも期待以上に充実した日々を送れていると実感していますね。

Teruyama

健康への貢献を実感できる、
それが何よりの喜び。

オムロンヘルスケアで働く意義や醍醐味は、やはりエンドユーザーの生活をより良い方向に導ける商品を作れること、さらには行動や意識の変化を実感できることですね。入社2年目に担当したカフと本体が一体化した血圧計はその1つです。表示設計を中心に担当したのですが「この商品のおかげで、計測する習慣がつきました」「とても使いやすくなりました」との声を多くいただけたんです。自分が担当した商品でエンドユーザーの習慣が変わるのは何より嬉しいですし「この仕事をしていてよかった」と心から感じますね。これまでは主に血圧計と体温計の開発に従事してきましたが、これからはもっと幅広い商品に関わっていきたいと思っています。行動変容を促すアプローチはいろいろあると思っていて。手軽に血圧を測ってもらえるようになったカフと本体一体型の血圧計もそうですし、「遠隔診療」を実現するために通信機能を備えた商品もそうですね。病院に足を運ばなくて済む遠隔診療は今後ますます加速していくと思うので、ソフトウェアの知識やスキルがより重要になってくるはずです。これからも自分の芯を貫き、新しい技術をどんどん吸収して、人々の健康に貢献できる商品や日々の行動を変えるキッカケになる商品を作り出していきます。

Teruyama

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

採用情報/ RECRUITMENT INFO /