InoueInoue

世界中から喜びの声が届く
サービスをつくっていきたい。

海外サービス事業開発

Inoue

2018年入社キャリア採用

前職:グローバルでの医療機関立ち上げ推進と
病院運営

PROFILE

前職の企業で海外での病院事業の立ち上げに携わり、急性期病院での就業経験もあるInoue。キャリアアップを考えていた際に、デバイスメーカーであるオムロンヘルスケアが、海外での医療サービス事業に乗り出ていることを知り、興味を持ったと言う。入社後はサービス事業企画として前職での事業立ち上げ経験を生かして主にアメリカでのRPM(*1)導入に尽力し、現在は事業拡大戦略の策定・実行に関わっている。

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RPM Work

海外での事業立ち上げ経験を生かし、
医師や患者さんに役立つサービスをつくる。

海外でのサービス事業の開発・事業化が私のミッションになります。当社のデバイス、オムロンコネクト(*2)というアプリケーション、今まで培ってきた多様なデータ。それらを組み合わせて国ごとにマネタイズできるビジネスモデルをつくり、実行することですね。RPMのようなBotBサービスはとにかくステークホルダーが多く、医療機関や患者さんなどのペインポイントを解消し、事業として成立させなければいけません。各方面からさまざまなフィードバックも出てくるので、臨機応変に事業を推進させなければいけないところがサービス事業の難しさであり、当社がこれまで行ってきたデバイス事業との大きな違いですね。また、いかに医師や医療スタッフに役立つサービスをつくれるかも大きなポイントになります。私は医療従事者ではないので直接患者さんとお話ししたり、治したりするわけではありませんが、前職で病院事業の立ち上げに携わったので病院の困りごとや患者さんがどういう治療をされているかは分かります。その点は、事業開発をするうえで大きな強みになっていると思いますね。

Inoue

Satisfaction

サービスに価値を感じてくれた
医師や患者さんからの言葉が嬉しい。

2020年6月に私が主に関わったアメリカでのRPMシステム「VitalSight™(*3)」の運用が始まったのですが、今のところ高い評価をもらえていますし、「うちの病院でも導入したい」とのご要望も何十件かいただいています。理由としては、RPMが医師からすると全く新しい治療アプローチだったことが1つです。これまで高血圧治療は外来診療が一般的で、基本的に診療時の血圧データをもとに治療が行われてきたんですね。対してVitalSight™を使うと、医師は患者さんが在宅時の血圧の値を見られるようになります。たとえば、外来の時は血圧に異常がなかったけど、実は朝はすごい高かったということが分かり、医療スタッフがフォローアップできるようになるんです。また、サービスを利用されている患者さんやご家族様からも嬉しい声をいただいています。自宅でのバイタルデータを送り、何か異常があるとアラートで知らされるのは見守られているような感覚があるみたいで。患者さん本人だけでなくご家族様も安心して治療に関わることができるようになったという声もいただいています。医師や患者さんがオムロンヘルスケアのサービスに価値があると思ってくれること、ポジティブなフィードバックを聞けること、それがこの仕事の喜びですね。

Inoue
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Required Skills

プロフェッショナルなメンバーを束ね、事業を前進させる力。

事業開発は私たち事業企画だけで行うのでなく、システム開発や臨床開発の責任者をはじめさまざまなプロフェッショナルと進めていきます。ですから、事業の中心的な立場にあたる私のポジションではメンバーをファシリテイトし、事業を前進させていくことが重要になってきます。事業企画が目指す部分は、やはり医師や患者さんに求められるサービスをつくり、ビジネスを成長させて、しっかりマネタイズしていくという側面が強いです。ですが、システム開発など各領域を専門とする方々が事業に対して大切に思っている部分が異なる場合もあるので、ディスカッションする際は相手の立場に立って意図を汲み取り、建設的に話し合うことを心がけていますね。たとえば「システムにはこの機能が必要」という意見があったとします。その時、私が意識するのは開発の方が提案する機能が、ゼロイベント実現にどう寄与するかです。そこをロジカルに理解でき、サービスを使用する医師や患者さんにメリットがあると感じれば、他部署の方々と折り合いをつけることができます。全てを完璧に、とまでは言いませんが多様なバックグラウンドを持つ方々をまとめ、最終目標を見据えながら事業を前に進められる能力は大切になってくると思います。

  • *1Remote Patient Monitoringの略。患者さんが家庭で計測した血圧などのバイタルデータを医師と共有し、タイムリーな診察・治療につなげるサービス
  • *2オムロンの家庭用健康機器で計測した体重や血圧、歩数などのバイタルデータを個人のスマートフォンに転送し、簡単に記録・管理ができるアプリケーション
  • *32020年8月にニューヨークのマウントサイナイ病院でスタートさせた高血圧などの慢性疾患患者向けRPMシステム

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

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